P8コート / 参考仕上げ

室内美観仕上げ



P8コートを使った室内空間のお手入れ
レザー素材を含めて黒色素材の仕上げ方とアフターケアをお伝えします


 

■ 写真で見える黒色部分はすべてP8コート仕上げ

    ウッドパネル、ナビ画面、メーターパネルはピッチレスコートで仕上げ
    ますが、それ以外はP8コート又はP113での仕上げになります。

    P8コートは艶出し仕上げです。
    P113は艶無し仕上げになります。
    好みに応じて仕上げを楽しんで頂けます。

    P8コートで艶出し仕上げを行っても数日経過すると仕上げた
    時よりも艶が落ち着いて自然色に近い色艶になりますよ。
 
 
   
ダッシュボードの一部分仕上げ   スポンジで軽く撫ぜるだけ   仕上がりました
 



   ■ ダッシュボードの一部仕上げ


       ダッシュボードの上半分にP8コートを塗っています。
       元々この車はキレイな状態です ・・ でも一度P8コートで仕上げると汚れ付着防止になります。
       それとホコリがついてもタオルの空拭きでアフターケアができますから常にキレイな状態で保持できます。
       P8コートで一度仕上げると次回は1年以上先の仕上げになりますよ ・・ それだけ保持効果があるということです。
       キレイに乗られる方の場合は2年以上先の仕上げになりますよ。

       ただしP8コートで仕上げるとツルツルの質感になっていますから、ダッシュボードに物を乗せると滑って危険ですよ。
       ご注意あそばせ。



   ■ スポンジで軽く撫ぜるだけ

       スポンジが凹んでいないのが写真で見て取れると思います ・・ 力を入れて押さえていないのが判りますね。
       それだけ軽く撫ぜるスポンジ扱いという事をご理解くださいね。
       軽く撫ぜながら縦・横・円を使って重複仕上げを行うのが仕上げのコツです。

       では何故? ・・ 縦・横・円を描いて重複仕上げを行うのか。
       縦・横・円を描くと隙間無くP8コートを塗り広げることができます ・・ 様は隙間を塗りつぶす仕上げということです。
       重複仕上げを行うことで塗り飛ばしの隙間やムラを完全に無くすことができます。
       だから縦・横・円と重複仕上げを合わせたスポンジ使いを行うとキレイな色合いの仕上がりになります。



   ■ 仕上がりました

       スポンジだけで色合わせをして仕上がった状態です。
       スポンジだけでもキレイな状態に仕上げることができるのがP8コートです。
       でも、それは仕上げ慣れしてテクニックがある人の場合になります ・・ 仕上げを重ねると誰でもキレイに仕上げる事ができます。
       最後にタオルで空拭きして終了です。

       最後の空拭きとは、P8コートの液剤に汚れが混じって少なからず仕上げた表面に残っています。
       それを取り除く仕上げが最後のタオルでの空拭きになります。



   ■ ここが注意ポイント

       P8コートを塗り始めの時は仕上げる部分が濡れていて、あたかも完璧に仕上がっているような錯覚になります。
       ここが注意ポイントですよ。
       P8コートが乾けば塗り飛ばした隙間がムラになって現れます ・・ 塗れてない薄い部分が現れる訳ですね。


       何故? ・・ 完璧に塗ったのに? ・・ と思われるでしょうが実際は完璧に塗れてない証しとしてムラになって現れます(笑)
       そうなると再度仕上げを行うことになります ・・ 無駄な二度手間仕上げにならないようにしましょうね。


       コツは早すぎる仕上げはムラになると言うことですよ。
       ゆっくりとスローペースで縦・横・円を描きながら仕上げて行きましょう。

       それと肝心なことは、これでもか、これでもかと思うくらいに重複仕上げをすることですよ。
       それくらいの気持ちで重複仕上げを行うと隙間、ムラ無く、完璧な塗りつぶしの色合わせができてキレイに仕上がります。
       P8コートの特性に慣れるまではゆっくりと仕上げを行う遊びとして楽しみましょうね ・・ テクニックが上達しますよ。




年式が経った車のレザー



年式が経つと室内レザーは乾燥して色あせする事があります

レザーの張替えを考えている人は、一度ダメもとでP8コートで仕上げを試して下さい

それでキレイになれば張替え代が浮きますから温泉旅行にでも行けますよ



↑ ダッシュボードの側面を仕上げます   黒々と仕上がりました
 


この車はフェラーリ328GTSの室内です。

かなり年式が経つ車ですからヒーターや温度の影響でシートが乾燥して白っぽくなっています。
また一般市販のレザーWAXやケア用品を使って色あせしたかも判りませんが、状態はどうあれ一度
P8コートで仕上げる事で現状を改善させましょう。
ダメもとで試しても少額ですみますからP8コートで試みる価値はあると思いますよ。
同じ悩みを抱えている人は是非チャレンジして下さい


乾燥しているレザーはP8コートをたっぷりと使って吸い込ませるのがコツです ・・ 潤い仕上げです。


 
 
乾燥して白くなっている状態の内張り   仕上がりました
 



    ■ 乾燥して白くなっている状態の内張り


        レザーは潤いがある場合はキレイな状態で自ら自然保持できますが、乾燥して年月が経てば潤いが欠損します。
        そうなれば人肌の乾燥肌と同じにカサカサになります ・・ それが脱色の原因になって黒革は白っぽくなります。


        愛車を大事にする人はレザーの張替えも良いですが、その前に一度P8コートを試して見ましょうね。
        P8コート1本3,675円ですから、それで現状改善になれば安いものですね。

        ドア内張りの左隅がP8コートで仕上げている部分です ・・ 色合いの違いで変化をご覧頂けます。




      P8コートを染み込ませています

        乾燥したレザーにはP8コートをたっぷりと吸わせるのがキレイな色に仕上げるコツですよ。
        スポンジにP8コートをたっぷり付けて重複仕上げを行います。
        ゴシゴシ擦るのではなく優しく撫ぜる感じで何度も重複仕上げを行って色合わせをして行きます。
        P8コートを吹き付けて仕上げる事もできますが、スポンジに付けて仕上げるのが少ない量の仕上げになりますよ。


        また一度大まかに仕上げてから二度塗りで色合わせをする仕上げ方もあります。
        ドアは2枚ありますから片方づつ違う仕上げ方を行うのも良いと思いますよ ・・ 色々な仕上げが身につきますからね。
        色々な仕上げ方法が身につけば色々な状態に対応できる知識が付くのと同じですよ。
        そうなれば仕上げ方に幅ができて一層おもしろく遊べます。





    ■ 仕上がりました

        仕上がりはキレイになっていますが ・・ ここがポイントです。
        少し時間が経てばムラになる事があります。
        理由はレザーが乾燥しすぎてP8コートで一度仕上げても潤いが欠けているからです。
        それだけレザーが潤いに飢えている証ですね。


        レザーが乾燥し過ぎてP8コートを吸い込む状態の場合は日を改めて仕上げて下さい。
        1~2日経過することでP8コートがレザーに吸収されますから、それから新たに潤いを与えましょう。
        レザーの吸い止りを待って仕上げる一つの方法です。


        この場合はレザーの部分に違いが現れます ・・ その違いとはムラです。
        色の濃い部分はP8コートを吸って潤いに満足している部分になります ・・ 白っぽいムラは潤い不足の部分になります。
        再度仕上げる場合は、潤い不足の部分を重点的にP8コートを吸わせましょうね。
        ただし、仕上げは全面を仕上げますよ ・・ ピンポイント仕上げではキレイな色に統一できませんからね。


        2~3回P8コートで仕上げて見て全く改善しない場合は限界かも知れませんよ。
        考えられる原因は一般市販のケミカル用品での色あせです。
        変なケミカル用品 (すなわち素手で触れないような製品 又は 弱酸性の製品) を使ったレザーの仕上げには
        P8コートでも完全に修復できない場合があります。
        潤い不足の只の色あせただけなら蘇りますよ。


        ただし部分的に色あせたドア内張りのレザーを、1年掛けて修復できた場合もありますから2~3度で限界とは
        言い切れない事もあるのが正直なところです。
        一度や二度で諦めずに少し様子を見ながらレザーと長く付き合って見るのも良いかと思います。
        大切な愛車ですから暖かくケアしてやりましょうね。



    

レザーシート

 
 
スポンジに付けたP8コートで円を描けばこんな感じです   円を塗りつぶしました
 


     豚の尻尾みたいに円を描いて見ました。
     大まかに描いていますが隙間も大きくなって現れています ・・ 大なり小なり円だけを描けば仕上げ面はこんな感じになります。
     縦・横・円で隙間を塗りつぶせば色合いが完璧に整いますね ・・ これがキレイな色合いに仕上げるコツです。

     P8コートが付いたスポンジ面で撫ぜた部分だけが濃い色合いに仕上がります。
     仕上げ面がP8コートで濡れている場合は案外キレイに仕上がっているように見えますが、それはP8コートの量が多く付いた
     部分だけになりますから錯覚をしないようにスローペースで重複仕上げを行って下さい。



   
大雑把に仕上げると必ず隙間が生じます   色合わせをして同じ色に整えます   仕上がりました



   ■ 大雑把に仕上げると必ず隙間が生じます


       写真で見るような大きな面積を仕上げるよりは、20センチ四方くらいを仕上げながら確実に色合わせをして進めて行きます。



   ■ 色合わせをして同じ色に整えます

       何度も重複仕上げをして確認することが早くキレイに仕上げる進め方ですよ。
       急ぎ仕事は必ずミスが生じますからレザーシートはのんびりと仕上げて行きましょうね。



   ■ 仕上がりました

       隙間が塗りつぶされて黒々とした色艶に仕上がっています。
       確実に色合いが整った部分を見本にして、新たに仕上げる部分と見比べながら仕上げて行きましょう。




   

   
ドア内貼りレザー   レザーシート   コンソール
         
     



ブルー系、グレー系、ブラック系などの濃い色のシートはP8コート仕上げになります。
ただし、P113を使って仕上げても構いませんよ ・・ 艶を出したい方はP8コートです。
汚れを除去して艶無し仕上げが好みならP113を使います。


ドア内張り、シート、コンソールにしてもすべての仕上げは色合わせですよ。
縦・横・円を描いてゆっくりと仕上げて下さい ・・ スポンジでの重複塗り仕上げが基本です。


使い込んだスポンジで仕上げるP8コートの場合は軍手などの手袋をしましょう。
P113で仕上げる場合は手袋は必要ありませんよ。



細部仕上げ

 



メーターパネル、コンソールボックスなど複雑な形状の部分を仕上げる場合に便利なグッズ

竹串、歯ブラシが効果を発揮しますから上手く使いこなして下さい


 
   
メーターパネルの左側を仕上げています   ステアリングボックスを仕上げています   パネルを仕上げています
 



■ メーターパネルの左側を仕上げています


   ステアリング奥の左側部分が濃い色になっているのが判ると思います ・・ P8コートを塗った部分です。
   このミニクーパーもかなり年式が経つ車です。
   黒色素材が白くなってくすんでいますが、これくらいはP8コートで簡単に元色以上の黒光りに復元できます。
   判り易いのがステアリングボックスの変化です。




■ ステアリングボックスを仕上げています

   左の写真の仕上げ前の状態からP8コートを塗った写真を比べて見ると違いがよく判りますね。
   白、うむ~グレーですかね ・・ どちらにしても、くすんだ色が原色の黒に変わっています。
   いや~ 原色以上の色艶と申して起きますね。
   この変化の仕上げがおもしろい訳です ・・ P8コートで遊べる仕上げですね。


   要注意する箇所があります。
   手にするステアリングはP8コートで仕上げないで下さいね ・・ ツルツルして滑りますよ!
   ハンドリングの時に、手が滑ってヒヤッとする結果になりますからステアリングをキレイにするならP113ですよ。




■ パネルを仕上げています

   P8コートを塗っている部分と、そうでない部分との違いがクッキリと分かれていますね。
   仕上げ前の状態がスカッとキレイになるのが仕上げていて気持ちの良い遊びになります。
   ちなみに足元に見えるホース、曲線の素材ですが、ここの仕上げにはP8コートを吹き付けます。
   エンジンルーム仕上げと同じ方法です ・・ 詳しくはエンジンルーム仕上げを参考にして下さい。

   旧い車ほど蘇る変化が極端ですから旧車をお持ちの方は是非P8コートで遊びの世界へ起こし下さい。



   

 
   
スイッチ類もP8コート仕上げ   物入れの段差の隅角はブラシ仕上げ   コンソールもP8コート仕上げ
 



   ■ スイッチ類もP8コート仕上げ


       凹凸のあるスイッチ類はP8コートを塗ってから溝や段差部分を歯ブラシで軽く撫ぜればキレイに仕上がります。
       このスイッチがある部分の周囲はグレーのレザーですが一緒にP8コートで仕上げて下さい。




   ■ 物入れの段差の隅角はブラシ仕上げ

       写真では歯ブラシを使っていませんが普通の歯ブラシで充分ですよ。
       段差の角などは直角になっていますからスポンジが完全に届かない部分が生じます ・・ その場合に役立つのが歯ブラシです。
       P8コートを塗って乾かない間に歯ブラシで撫ぜるとキレイに色が整いますよ。
       ソフト系の歯ブラシをお使い下さい ・・ ブラッシングしやすい硬さですからお勧めです。




   ■ コンソールもP8コート仕上げ

       出っ張りがあったり、へっこんだりしている複雑な形状ですね ・・ おまけに溝や隙間がある造りです。
       このような状態の造りでもスポンジでP8コートを塗り伸ばして仕上げます。
       隙間に詰まったゴミやホコリはP8コートを塗ってから歯ブラシでブラッシングすれば簡単に除去できますよ。
       タオル拭きの際に狭い箇所を仕上げる場合は、竹串にタオルを巻いて拭くと簡単ですよ。
       上手く竹串を利用して下さいね。


       アフターケアはタオルで空拭きするだけになります。
       タオルの空拭きで落ちない汚れが付いた場合は、P8コート、又はピッチレスコートが染み込んだスポンジで撫ぜると取れますよ。
       P113で仕上げる事もできます ・・ P113を使ったからといってP8コートの保護幕が簡単に落ちることはありませんよ。
       アフターケアは好みに応じて仕上げていただければいいですよ。



 
ステップ
 

ステップもキレイにしておきたい部分ですね

ドアの開け閉めで必ず目に入る箇所になりますからスッキリした色艶で保持しましょう



   
仕上げ前の状態   中央部分から右側を仕上げています   仕上がりました


キレイな状態のステップですがより一層P8コートで黒光りを増しましょうね。
細い溝を仕上げるのは歯ブラシで撫ぜます ・・ その後に平面と一緒にスポンジで撫ぜて仕上げます。



   
仕上げ前の状態   P8コートを吹き付けたところです   ブラシとスポンジで仕上げました


黒色素材が白くなって汚れた状態のステップですが、P8コートで黒色が蘇りました。

このステップの溝も歯ブラシで充分仕上げができます ・・ 使い慣れたブラシで仕上げていただければいいですよ。
この白っぽくなったステップがクッキリと黒光りすれば気持ちいいですよ。




黒色素材の保護艶出しに超黒ピカ仕上げのP8コート



清潔感ある室内仕上げ

レザー、内張り、ダッシュボード、コンソールなど



気になる黒色素材なら何なりとP8コートで仕上げて下さい

主に 『仕上げの参考例』 に室内仕上げの資料を掲示しております ・・ 愛車ケアに活用下さい


 
 
 
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P8コート  参考仕上げ

室内美装仕上げを極めるメンテナンス・ケア
シートから内張り、スイッチ類まで手入れができますよ

細野/美装
岐阜の出張洗車&黒色素材ケア

 


内装が黒系の愛車をお持ちの方に喜ばれるのがP8コートです。
写真のような箇所すべてに使えますよ。


色あせ、くすみ、変色を甦らせるメンテナンス・ケアを体験して見て下さい。
黒色素材がナチュラル系の自然色に仕上がりますよ。
特に市販のレザーコートで満足できない人は是非お試し下さい。


黒色室内の人がP8コートを使ったら必ずハマリマスヨ(笑)
今まで経験した事が無いお手入れを体感できますからおもしろいですよ。
それだけ、のめり込む遊びが出来ると言う事です。


ビシッと締まった黒色に仕上がりますから鮮やか色の黒の世界を体験できます。
目に付く黒色素材を手当たり次第に仕上げたくなりますから程ほどに楽しんで下さいね(笑)
住まいのインテリア家具にもお試し下さい ・・ 深みの色合いで耐久保持できますよ。



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