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先ず最初に肝心な事を記憶下さい
ピッチレスコート、又は、プレミアコート仕上げで形成した
保護膜がボディに皮膜としてある事が前提です。
弾力性がある保護膜があってこそバケツ1杯の水洗いが
簡単にできる事になります。
それもコーティング膜、塗装を傷めずに永久にキレイな
状態を保つボディケアが出来ると言う事を記憶下さい。
このジャガーXJは、師匠の資料をお借りしています。
2011年11月登録の新車です。
弾力性がある保護膜効果でバケツ1杯の水洗いを行っても
写真の輝きと光沢を10年でも20年でも完全維持できます。
仕上げの履歴に出ているジャガーですから参考にして下さい。
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初心者 お勧め仕上げ 手順
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■ 手順 1
はじめてバケツ1杯の水洗いを試す時は、広い面積ではなく
小さい面積を先ずは仕上てボディ状態を確認します。
確認とは、どれだけタオルが滑るかの質感チェックです。
その状態を確認してから仕上げ方法を選ぶ事にしましょう。
先ずは写真にあるようにタオル2枚あるフェンダー部分を
水洗いしましょう。
ボディが汚れていても、キレイな状態でも構いませんから
フェンダー1枚を水洗いで仕上ましょう。
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■ 用意するのはバケツ1杯の水とタオル
写真のバケツは8Lサイズですが、水は半分の4Lですよ。
これだけの水があれば車一台楽勝に水洗いできますからね。
水洗いに使用するタオルは新品よりも使用したモノがお勧めです。
新品のタオルは水滴を吸いませんからね。
使い勝手が良いのは、ある程度使用したタオルです。
水は勿論、どこにでもある水道の水です。
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■ アドバイス 1
はじめて水洗いをされる初心者の人は、タオル2枚を使う事をお勧めします。
1枚だとボディを洗って水滴が浮かんだ後に、濯ぎと水を絞るちょっとした手間を掛ける間に、ボディに浮かんでいる
水滴が乾く恐れがありますからね ・・ 乾いた水滴はタオルで簡単には拭き取れません。
浮いた水滴を直ぐに吸い取るタオルを1枚予め用意しておきましょう。
1枚は水を含めさせてボディを洗うと言うか、濡らすタオルです ・・ 水滴を作るタオル。
もう1枚は、バケツの中で一度濯いで水切りをして絞ったタオルです ・・ 水滴を吸い取るタオル。
■ アドバイス 2
水を含んだ1枚のタオルでフェンダーを洗います (タオルに含ませる水の量は、ポタポタ地面に落ちない水分量です)
タオルには力を加えずに水の重みを利用して滑らせます ・・ 手の平はタオルを滑らせる程度の押え方になります。
この容量でフェンダー1枚を水洗いしてみましょう。
タオルを滑らせる時に、どれだけタオルが滑るかの質感をチェックします。
タオルが滑る場合は、ボディに保護膜がある証しですからフェンダー部分が終わればボンネットなどの広い面積
仕上げに進みます。
タオルが滑らない場合は、ボディに保護膜が欠如している証しですからボンネットなどの広い面積を仕上げる場合は、
時間を掛けて、なるべくタオルを押えずに優しく仕上る水洗いを行いましょう。
ただし、汚れが酷い場合は、バケツ1杯の水洗いを中止して、いつも行っている水洗いで仕上げて下さい。
ピッチレスコートで一度仕上げてボディに保護膜を形成してからバケツ1杯の水洗いを取り入れましょう。
汚れが酷い場合に無理して洗うとキズが入る恐れがあります ・・ 大切な愛車のボディに一番優しい手順を選びます。
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ここで保護膜を作って質感のチェック
水洗いを続ける前に、フェンダー1枚を洗い終えたところでピッチレスコートで保護膜を作りましょう
この保護膜の感触、質感を必ず忘れずに覚えましょう ・・ 細野流カーボディ・ケアの一番大事な要所になりますからね
保護膜に弾力性がある事を感触と質感で実感しましょう
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■ 手順 2
ピッチレスコートで水洗いを終えたフェンダー1枚を仕上げましょう。
皆さんは先ず始めに新品のスポンジを使う事になります。
この新品のスポンジの特徴は表面が硬くてボディに引っかかり、扱い
難いスポンジになります。
その扱い難いスポンジを少しでも扱いやすくする為にスポンジの表面に
ピッチレスコートを染み込ますウォーミングアップを行います。
ご覧の様にスポンジにボトル口サイズのピッチレスコートを付けます。
ボトル口にスポンジを押し当て、ボトルと一緒に上下に一度振ると
写真のような量が付きますよ。
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■ 手順 3
ヘッドライトを利用してゴシゴシ擦ります。
そうする事で、ピッチレスコートがスポンジ内に少しでも浸透します。
そしてスポンジ表面の硬さが和らぎます。
ヘッドライト全面を使って何度もゴシゴシ擦りましょう。
力を入れた擦り方をお勧めします ・・ スポンジ作りの早技です。
スポンジで重複しながらヘッドライトを擦ると滑る質感になります。
そうなると力を抜いてヘッドライト全面をスポンジで撫ぜて下さい。
ヘッドライトに白く浮いたピッチレスコートがスポンジに戻り無くなります。
タオル拭きが超簡単にできる拭き取り仕上げができますよ。
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■ アドバイス 3
ヘッドライトが仕上がれば、そのまま水洗いを終えたフェンダーをスポンジで仕上ましょう。
ただし、この場合は、スポンジにピッチレスコートを付けずに、今ヘッドライトを仕上げたままのスポンジを使います。
フェンダーはヘッドライトみたいに擦らずに優しく撫ぜる仕上げ方です ・・ 力は全く入れませんよ。
フェンダーも何度か同じ部分を重複塗りする事で滑る質感に変わります。
スポンジで撫ぜながらツルツルする変化を指に伝わる滑る感触で感じ取って下さい。
フェンダー仕上げの時に、スポンジの滑りが鈍い場合は、もう一度ヘッドライトを使ってスポンジのウォーミングアップを
します ・・ ピッチレスコートを染み込ませるのとスポンジ表面を柔らかくする工程の繰り返しでスポンジ作りします。
ある程度、スポンジが滑るようになるまでは、ヘッドライト、テールライト、サイドミラーを使ったスポンジのウォーミングを
行ってスポンジ作りをしましょう ・・ スポンジが変化するとバツグンに使い易いスポンジになります。
目に頼る事無く、全て手の平と指に伝わる感触でチェックするのが仕上げの基本です。
難しそうですが簡単ですよ ・・ 仕上げを重ねる事で誰でもマスターできます ・・ 私 細野ができるくらいですからね。
時間にしてフェンダー1枚なら1分~2分程度で仕上がりますよ。
人それぞれですから時間を気にする事なく先ずはマイペースで進めて行きましょう。
タオル拭きが必要無いくらいに薄くスポンジで撫ぜ伸ばして仕上げるのがコツですよ。
タオル拭きを行うにしても目に見えないくらい薄く塗り伸ばしている事でゴシゴシとタオルで拭く必要がありません。
タオル拭きも力を抜いて軽く撫ぜる程度で、ひと触れ、二触れする程度の拭き方です。
■ アドバイス 4
さぁ~これでフェンダー部分にピッチレスコートの保護膜が出来ました。
次に始めに水洗いした要領で、もう一度フェンダーを水洗いしましょう。
完全に質感が変わったのが感触で判りますよ ・・ ツルンツルンを通り越して、もうチュルンチュルンの質感です。
水洗いの際に、水を含んだタオルがスムーズに滑ります ・・ そして水滴の吸い取りが超簡単にできます。
ボディに水滴が完全に残らない仕上げとなります。
この時の感触を忘れないで下さいね ・・ ツルツルでは無く、ヌルッとした質感を感じる事でしょう。
このヌルッとした質感が弾力性のある保護膜です ・・ 言うなればクッション効果のある保護膜になります。
この弾力性のある保護膜効果でバケツ1杯の水洗いでもギラギラと目立つキズが入らない仕上げが出来る訳です。
スポンジ、タオルなどを使った時の摩擦防止効果ですね。
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