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~ 疲れない仕上げの姿勢と利点 ~
■ 悪い仕上げのスタイル
腰に負担が掛かる疲れる姿勢です ・・ 腹筋運動にはいいですよ。
それと目からタオルで仕上げている部分の距離が離れていては、汚れや
付着物、キズ等の状態が的確には確認できませんよ。
おまけに下の部分の水洗いでは腰と膝に負担がかかりますから、疲れる
姿勢から早く解放されたくて、どうしても仕上げが粗くなります。
このスタイルはなるべく避けましょうね。
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■ ドア半分から上部を仕上げるお勧めのスタイル
立ったままでもドアから上部は仕上げる事が出来ますが、敢えてしゃがむ
姿勢で仕上げるのには目線の位置に利点があるからです。
光りが当たる角度、光加減によって細かいキズなどの確認が確実にできます。
それと腰や膝に疲れが溜まらない作業スタイルになります。
運動不足の方には軽いシェイプアップとして下半身の運動になりますよ。
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■ ドアの中央部分から下の部分を仕上げるのにお勧めのスタイル
最下部を仕上げるのにもっとも適した姿勢になります。
付着物やキズの確認が目線を近づける事で見落すことがありません。
膝を地面につけることで腰と下半身に負担がなく長く作業を行える姿勢です。
この姿勢の目線なら広い視野でボディチェックが出来ますよ。
アンダー部分、中央部分、上部を含めて目配りすることで、仕上がり状態を
広い範囲で的確にチェックできます。
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■ 水洗いはどこから始めるの?
必ずここから始めなければならないという規定はありません。
だから自分が好きな部分から仕上げて行けばいいですよ。
でも一つ伝えるとすれば、水は高いところから低いところへ流れますから上部から仕上げる事をお勧めします。
右側でも左側からでも構いませんから、先ずは屋根から窓ガラスを仕上げます。
次にドア部分を仕上げながらリヤへ向かってサイドを仕上げてトランク、バンパーを終わらせます。
それから反対側の屋根から窓ガラスを仕上げて側面のサイドに移ります。
サイドが終われば最終的にボンネットを仕上げてからフェンダーへ移りバンパーで終了となります。
右回りでも左回りでも構いませんから、ボディを1週すれば出来上がりと言う事ですね。
屋根 ⇒ 窓ガラス ⇒ ドアを含めてサイドの側面 ・・ これで屋根と側面が仕上がりました。 ⇒ 続けて
トランクにバンパー ・・ これで後ろの全てが仕上がりました。 ⇒ 続けて
反対側の屋根 ⇒ 窓ガラス ⇒ ドアを含めてサイドの側面 ・・ これで両左右の屋根と側面と後部が仕上がりました。
最後に ボンネット ⇒ フェンダー ⇒ バンパー ⇒ 反対側のフェンダーを仕上げて終了です。
ボンネットから仕上げを始めて、フロント窓ガラスに移り、屋根、リヤの窓ガラスを仕上げて、ドアの窓ガラスという
ように1週回る仕上げ方でも構いませんよ。
要は自分が仕上げを始める位置と方向順を決めることです。
右回り・・左回り・・どちらから回っても1週して元の位置に帰って来るだけの事ですから自分流に進めて行きましょう。
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