バケツ一杯の洗車術


参考仕上げ

FERRARI F360 ロッソコルサ

■ ショールーム展示車仕上げ


  どこでも出来る便利な車の洗車術です。

  床がタイルでもカーペットでも汚さずに水洗い仕上げができます。
  隣や前後、周囲の車に水跳ねなどで迷惑を掛ける事無く水洗いが
  出来る利便性に優れた水洗い方法がバケツ1杯の洗車術です。

  ご覧のようなショールームでも楽々簡単に仕上げが行えます。




FERRARI 360 MODENA  コーティング車


   コーティング加工をしているボディでも、コーティング加工をしていないボディでもバケツ1杯の水洗いで仕上げます。
   理由は簡単です ・・ 線になった目立つ洗車キズ、磨きキズが入らない水洗いが出来るからです。


   コーティングをしていても、してなくても洗車で車のボディを洗えば必ず線状のキズが入ります。
   ここで肝心な事は、水洗いをした時に入る線状のキズの度合いです。
   目で見て判るキズなのか、見ても判らない程度のキズなのかの差です。
   理由は水洗いで、スポンジを使っても、タオルを使っても、またセーム皮を使っても、ボディとの摩擦が生じる事で
   必ず線状のキズが入ることをお伝えしておきます。


   同じ仕上げなら極力キズが入らない仕上げ方を、私 細野が車愛好家の皆さんにお伝えしております。
   きれい好き、車好きの皆さんやマニアの方々に、キズが入り難い洗車術で楽しんで頂きたいからです。




 ~ では何故? バケツ1杯の水洗い方法を採用しているかについてお伝えしますね ~

■ スポンジ洗い

   主に洗剤やシャンプーなどで洗う仕上げ方ですね。
   真水で洗えばスポンジが滑らずに摩擦が増します ・・ それだけボディに優しくないということになります。

   洗剤を使えばスポンジが滑りますからゴシゴシ擦る仕上げ方をしても滑らかな感触で違和感を感じませんね。
   でもよく考えて下さいね。
   仮にボディに細かな砂や突起物などが残っていた場合にスポンジで擦ればどうなるかの想像をしてみて下さい。


   スポンジはある程度の厚みがあります ・・ また凹凸のある形の物もあります。
   細かな砂などはスポンジの凹内部に入ります ・・ ここまでなら良い話になります。
   でも泡だった洗剤での仕上げはスポンジで擦りますね。
   スポンジの中に入っている細かい砂を、今度は外へ押し出しながら擦る洗い方になります。
   スポンジに厚みがある分、どうしても押しながら仕上げる作業になるということです。
   これが良くない結果になります。
   細かくても砂や突起物はキズが入る原因になりますから、それで磨いていれば言わずと知れたことになりますよね。

   スポンジ派のあなたの大切な愛車のボディは如何ですか? ・・ 線状のキズが増えていませんか?



■ セーム皮洗い

   セーム皮は水切りにはとてもいい効果を発揮します。
   でもよくよく考えてみて下さい ・・ セーム皮の素材を? ・・ 薄手の素材ですね ・・ これが問題です。


   洗剤洗いにセーム皮を使う方も居れば、水切りだけに使用する方も居ると思います。
   ボディの汚れを全て洗い落として最後に残ったボディの水切りに使用するならまだマシです。


   でも、ここが肝心なとこです。
   洗剤洗いの時でも、水切りの時でも、仮に汚れの固まりや細かい砂などが残っている場合にセーム皮を使えば
   どうなるか解りますか?
   セーム皮の素材を考えてみて下さいね ・・ 薄っぺらな皮1枚だけの素材です。
   汚れや細かい砂などはセーム皮の中には入りませんよね ・・ という事は皮の表面でコロコロ転がす事になります。
   結論は、この場合もキズを付けやすい原因になると言うことですね。

   セーム皮派のあなたの愛車のボディ面は如何ですか? ・・ 特に黒や濃い色の愛車の方は、くすみが生じていませんか?



■ バケツ1杯の水洗い

   YouTubeの映像を見て頂ければ理解できると思います。
   タオルに含ませた水洗いの場合はゴシゴシ擦るのではなく、ただボディに水を付けるという感じになります。
   様は力を加けて擦らずに汚れに水を含ますという水洗いになります。
   汚れに水を含ませれば、汚れがボディから離脱して水滴と混ざることになります。


   その汚れが混ざった水滴を水を絞った柔らかいタオルで吸い取るだけの仕上げがバケツ1杯の水洗い術になります。
   タオルに力を加けて水滴を吸い取ろうとすれば、水滴を吸い取れずに反対に残ってしまいます。
   反対にタオルに力を加けずにソフトタッチで吸い取ると水滴は完全にタオルに吸収されます。

   という事は全ての工程に及んで力を加えてゴシゴシ擦る仕上げにはならないことになります。
   これがキズを入れないコツです ・・ すなわち車のボディに優しい水洗い仕上げになると言う事です。



   あなたは、どの水洗い方法を選択しますか?
   自分が好む水洗い方法を選択して頂ければいいですが、敢えて言うならバケツ1杯の水洗いを体験してから
   自分に合った水洗い方法を取り入れて頂くのが一番だと思います。
   ここではバケツ1杯の水洗いをメインとしてお伝えしていますが、バケツ1杯の水洗いに拘らず自分流の水洗いで
   愛車の手入れをして楽しんで下さいね ・・ でも一度はバケツ1杯の水洗いを試すだけの価値はありますよ。。
  



このFERRARIの仕上げは汚れ落としの水洗いではなく

水滴ができる状態と水滴をタオルで吸い取った仕上がり状態をご覧下さい


保護膜効果のあるボディ仕上げを楽しんで下さい

仕上げをしても疲れない楽な姿勢と利点についてもお伝えしております


バケツ1杯の水洗いを始めます

水を含ませたタオルを滑らせて水滴ができた状態
水切りをして絞ったタオルを滑らせると水滴が無くなります


水滴が浮いている部分にタオルを滑らせると、タオルの幅だけ水滴が無くなりました ・・ フロントガラスの仕上がりです

■ 窓ガラスには 窓ガラスコート

   窓ガラスの仕上げには(外面・内面)の両面に使える窓ガラスコートで仕上げます。

   フロントガラス外面は油膜の完全除去、室内側のガラスは 「くすみ、汚れ」 を取り除いて見やすい視界を確保します。
   ガラスの外側、内側の両面を仕上げれば、透明度100%の透き通った視界で爽快気分を楽しめますよ。
   ガラスコートで保護膜を作っておけば旅行などで出掛けた時にタオル1枚あればキレイに手入れできます。
   濡れたタオルで拭いて、絞ったタオルで拭き取れば汚れを落とせて気分のいい窓ガラスでドライブできますからね。



■ ボディには 「ピッチレスコート」 又は 「プレミアコート」

   ピッチレスコートの特徴 ・・ 汚れ落とし、弾力性のある保護膜形成、鮮やかな光沢と深みの色艶に同時仕上げができます。
   プレミアコートの特徴   ・・ 即席で仕上がる強化保護膜形成(汚れ落としには不向きです)

   どちらのクリーティングコートで仕上げても水洗いを楽に行える保護膜が形成できます。

ガラス面に水滴が粒状に浮いています
水滴が無くなりガラスが仕上がりました


■ このガラス面の仕上げは1分20秒

   水を含んだタオルでガラス面を往復すれば汚れが混ざった水滴が発生します  ・・ このタオル作業で20秒くらいです。

   水を絞ったタオルで水滴を吸い取るのに急がず、ゆっくりと撫ぜます ・・ このタオル作業に1分くらいです。

   おもしろいくらいに簡単に仕上がるでしょう(笑)
   保護膜があれば誰でも2~3分あれば仕上げることができますよ。

ボンネットに水洗いで水滴を作っています
浮かんだ水滴をタオルで吸い取っています
仕上がりました

タオルが自然と曲線に接着しますから手の平を軽く
添える程度で撫ぜると水滴は完全に吸い取れますよ
曲線部分に水滴が粒状になって浮いています


  ~ 疲れない仕上げの姿勢と利点 ~

■ 悪い仕上げのスタイル

   腰に負担が掛かる疲れる姿勢です ・・ 腹筋運動にはいいですよ。

   それと目からタオルで仕上げている部分の距離が離れていては、汚れや
   付着物、キズ等の状態が的確には確認できませんよ。

   おまけに下の部分の水洗いでは腰と膝に負担がかかりますから、疲れる
   姿勢から早く解放されたくて、どうしても仕上げが粗くなります。
   このスタイルはなるべく避けましょうね。


■ ドア半分から上部を仕上げるお勧めのスタイル

   立ったままでもドアから上部は仕上げる事が出来ますが、敢えてしゃがむ
   姿勢で仕上げるのには目線の位置に利点があるからです。

   光りが当たる角度、光加減によって細かいキズなどの確認が確実にできます。
   それと腰や膝に疲れが溜まらない作業スタイルになります。
   運動不足の方には軽いシェイプアップとして下半身の運動になりますよ。

■ ドアの中央部分から下の部分を仕上げるのにお勧めのスタイル

   最下部を仕上げるのにもっとも適した姿勢になります。
   付着物やキズの確認が目線を近づける事で見落すことがありません。

   膝を地面につけることで腰と下半身に負担がなく長く作業を行える姿勢です。
   この姿勢の目線なら広い視野でボディチェックが出来ますよ。
   アンダー部分、中央部分、上部を含めて目配りすることで、仕上がり状態を
   広い範囲で的確にチェックできます。



■ 水洗いはどこから始めるの?

   必ずここから始めなければならないという規定はありません。
   だから自分が好きな部分から仕上げて行けばいいですよ。
   でも一つ伝えるとすれば、水は高いところから低いところへ流れますから上部から仕上げる事をお勧めします。

   右側でも左側からでも構いませんから、先ずは屋根から窓ガラスを仕上げます。
   次にドア部分を仕上げながらリヤへ向かってサイドを仕上げてトランク、バンパーを終わらせます。
   それから反対側の屋根から窓ガラスを仕上げて側面のサイドに移ります。
   サイドが終われば最終的にボンネットを仕上げてからフェンダーへ移りバンパーで終了となります。
   右回りでも左回りでも構いませんから、ボディを1週すれば出来上がりと言う事ですね。


   
屋根 ⇒ 窓ガラス ⇒ ドアを含めてサイドの側面 ・・ これで屋根と側面が仕上がりました。 ⇒ 続けて

   トランクにバンパー ・・ これで後ろの全てが仕上がりました。 ⇒ 続けて

   
反対側の屋根 ⇒ 窓ガラス ⇒ ドアを含めてサイドの側面 ・・ これで両左右の屋根と側面と後部が仕上がりました。

   最後に ボンネット ⇒ フェンダー ⇒ バンパー ⇒ 反対側のフェンダーを仕上げて終了です。



   
ボンネットから仕上げを始めて、フロント窓ガラスに移り、屋根、リヤの窓ガラスを仕上げて、ドアの窓ガラスという
   ように1週回る仕上げ方でも構いませんよ。
   要は自分が仕上げを始める位置と方向順を決めることです。
   右回り・・左回り・・どちらから回っても1週して元の位置に帰って来るだけの事ですから自分流に進めて行きましょう。



■ タオルに添える手の平の押さえ方


   ボンネット、屋根、トランクの平らな面の仕上げには、水を含んだ
   タオルの重みに手の平を添えるだけで滑らせるのがコツです。


   側面の仕上げは、手の平の圧力を少し緩めると直ぐに地面に
   タオルが落ちる程度の添え方で滑らせるのがコツです。

   とにかく、どんな部分の仕上げにもバケツ1杯の水洗い術は、力を
   極力抜くことがコツです。
   水滴が残らないでキズが入らない仕上げは力を入れないことですよ。

この水滴を吸い取ります
タオルを当てた部分の水滴が無くなりました
仕上がりました

を差している箇所をご覧下さい

磨きキズが見えます



光りが当たっている部分に細かい
線状のキズが確認できますね



バケツ1杯の水洗いでは
このようなキズは入りませんよ


この磨きキズはピッチレスコートで仕上げると
見えなくなりますよ ・・ 保護膜が肝心ですね







バケツ1杯の水洗いなら このような磨きキズは入りません

■ クリーティングコートの保護膜効果

   ピッチレスコート、又はプレミアコートの保護膜には摩擦防止効果を発揮する弾力性があるクッション効力があります。
   タオルで水洗いをする時にツルツルと滑る質感を実際体験して見れば納得できる確証を得ることができますよ。
   滑らかにタオルが滑りますからキズが入る隙を与えません ・・ ヌルッとした独特の皮膜効果が弾力性のある効果になります。
   それだけ摩擦防止効果に優れているということです ・・ この保護膜 ・・ 只者ではありませんよ(笑)

   バケツ1杯の水洗いを同じボディに継続しても保護膜がある限り、目立つようなキズが入ることはありません。
   上の写真のように線状のキズが入る仕上げなら師匠が25年も続けていませんからご安心下さい(笑)
   信じられないでしょうが、バケツ1杯の水洗いはそれだけボディに優しい仕上げになると言う事です。




■ FERRARIの線状のキズ

   
はじめに伝えたように、この車はコーティング加工をしたボディです。
   水洗いだけで洗車をしていたのか? ・・ それとも何らかのケア用品を使って磨いたのか?
   ガソリンスタンドで手入れをしていたのか? ・・ それは見た訳ではないので判りません。

   でも確実に言える事は、このFERRARIのような線状のキズが一般的には普通だということです。
   一般の方はボディをきれいな状態で保持するノウハウを知らないから仕方がないことです。
   アフターケアが万全でなければ磨きキズが増えますから、このHPのノウハウを愛車保持にご利用下さい。

   



細野流の仕上げは完璧維持が基本です

バケツ1杯の水洗いとピッチレスコートで作る保護膜効果で写真のような線状のキズが入らない愛車のボディケアができます。
パッと見てキレイに見えても、よく見ると写真のような洗車キズ、磨きキズが入るのを一番嫌うのが細野流の仕上げです。

写真のようなキズが入らない仕上げをお伝えしております。
バケツ1杯の水洗いと聞いてドン引きする人もいるでしょうが、それが車のボディに一番優しい手入れとなります。
大切な愛車ケアの醍醐味を存分に味わえる手洗い洗車の世界に是非お越し下さい。



水洗いができました ・・ どこでも出来る便利な水洗いでキズが入らない愛車のお手入れができるバケツ1杯の洗車術です


いくらコーティング加工をしていても水洗いだけでは写真のような線状の磨きキズが増えます

大切な愛車のアフターケアには必ず保護膜が必要だと思って下さいね




バケツ1杯の洗車術  参考仕上げTOPに戻る




F360 MODENA 参考仕上げ

キズが入らない大切な愛車の洗車術
全ての展示車もバケツ1杯の水洗いで仕上げています

細野/美装
~ SINCE 2013 ~




たった1杯のバケツの水 ・・ いやいや、その半分です。 
バケツ半分にして4Lの水があれば出来る車の洗車術を世の中に広めています。 

理由は簡単なことです ・・ 楽しんで遊べるおもしろい洗車方法だからです。 

皆が喜ぶ事を伝えて洗車仲間を和気藹々に楽しむのが基本ですから教えています。 

バケツ1杯の水じゃ~大切な愛車のボディにキズが入ると脳裏を一瞬横切りましたか?
 ・・ でもそれが普通ですもんネ ・・ 誰が聞いても信じられないのが当たり前ですもんね(笑) 

でも、ここで伝えているバケツ1杯の洗車術は、ちょっと違いますよ。 いやいや多いに違うとお伝えしてえおきます。 

スーパーカーや超高級車仕上げに取り入れている洗車方法ですからキズが入るような下手な洗車方法ではありませんから心配はご無用ですよ。 
そんなヘボな洗車術でフェラーリやランボルギーニを洗う事はありませんからね。 

車の塗装、コーティング膜に最上質のボディケアができるから取り入れています。 キズが入れば大変なことになりますからね。

実績と信用あるユニーク洗車としてご存知の方々には喜んで頂いております。 

信じられない人は、一度ご自分の愛車で試して下さい。
フェンダーなどの一部分を試せば即刻理解して頂ける結果を体感して頂けると存じます。 

冒険なくして結果を得る事はありえないですからお試し下さい。
最高におもしろい洗車術ですよ ・・ だからこそ目から鱗の超洗車術と声を大にしてお伝えします(^^)/ 


copyright (C) 2013. 細野/美装 All rights reserved.