2~3日に一度は愛車を磨く!という超綺麗好きのクリーティングコート歴2年目の方から上記のお問い合わせを頂きました。
お話を聞いたところ、過去にガラスコーティングをしているために
ピッチレスコートを知る前は水洗いしかしていなかったとのことです。
13年ほど乗っているお車で、水洗いだけではイマイチ・・・ と感じてからはシャンプー洗車をしていたとのことでした。
まずコーティングをしてある車でも水洗いだけの維持はハッキリ言って無理です。
ディーラーやコーティング屋さんが 「水洗いだけでOK!」 と言っておきながら
メンテナンス用品を勧めるのは矛盾していると思いませんか?
それはメンテナンスが必要だと言っているのと同じことではないでしょうか(笑)
コーティングをすることが悪いわけでは無いのです。 その後に適したメンテナンスをしないとコーティング膜が維持できないことを伝えるべきなのです。
一般市販のワックスと変わらないようなメンテナンスキットやメンテナンス用品を勧めるのは
残念ながら儲け主義の嫌な面です。
まともなコーティング屋であって、人柄ならメンテナンスについてのアフターケアまでしっかり教えてくれますよ。
そういったちゃんとした所でお付き合いをしましょう!
・・ 話を戻しましょう (>_<)
ボンネットや屋根などの平面はサイドに比べて日光が長く当たりますし、
雨が降った時には流れにくいためその場で留まり、その雨がまた日光に照らされて跡が残りやすい場所になります。
更にシャンプーを使っての洗車をしていたことから洗剤膜の影響でコーティングも弱り、
ボディ表面がガサガサとしている状態だと言えます。
そしてコーティングの種類が 「ガラスコーティング」 というところも原因の一つです。
ポリマー系コーティングの場合は、膜に弾力があるためピッチレスコートが浸透しやすく保護膜も長持ちします。
ガラス系コーティングの場合は、ガラス特有の硬さがあり弾力は無いため、ピッチレスコートの付着率が弱くなります。
もうひとつ好ましくないのはガラス繊維のコーティング膜ですからワックスの保護膜がポリマー系と比べて
遥かに雨で流れ落ちやすいということです。
これがポリマー系とガラス系の違いです。
保護膜の保持力の違いもそうですが、ピッチレスコートを使った傷消し仕上げでも効果の違いが出てきます。
硬いガラスコーティングよりも弾力性があるポリマー系のコーティングの方が
傷が入っても目立たなくする仕上げが簡単に出来ます。
膜に弾力があるためにピッチレスコートが馴染みやすいですから、傷となっている溝へピッチレスコートが
染み渡りやすく、埋まりやすいのです。
ガラスコーティングでは膜が硬くピッチレスコートの吸着力が低下しますから
保護膜が長持ちしない分、傷が目立たなくなった状態になっても直ぐ目立つようになります。
長く乗られる方にはガラスコーティングよりもポリマー系コーティングをお勧めします (^^)/
乗り換えを繰り返す方ならガラスコーティングで良いでしょうね。
そんなガラスコーティング膜のある、シャンプー洗いをしてきた潤いの無いボディには
普通のライト仕上げでは平面箇所に充分に保護膜が補充できていないために感触の違いが出てくるわけです。
こういったボディ箇所にはピッチレスコートの使う量を増やします。
潤いの元になるピッチレスコートの保護膜を多く与えてあげて、また保護膜の厚みも持たせます。
しかし量を増やせば一度で厚みのある保護膜が出来る、と言い切れるわけではありませんよ。
状態によっては一度で充分な厚みが出来るものもあれば
繰り返し塗り込むことで徐々に厚みになっていくものもあります。
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ちなみに私が定期的にケアしているこちらのマジェスタも
ご相談いただいた内容と同じようなボディ状態です。
サイドは保護膜バッチリで毎回水洗いも楽なのですが
ボンネット、屋根、トランクの平面だけは保護膜が長持ちしないため
水洗いもスムーズに出来ません。
このマジェスタも5年前にガラスコーティングをされたそうです。
ピッチレスコートの量を増やしても元通りになってしまうのが早いです。
やはり硬いガラスコーティング膜が保護膜をしっかり吸着してくれず
雨で流れ落ちてしまうのでしょう… |
どのくらいピッチレスコートの量を増やすのかについてはピッチレスコートのスポンジの状態、塗装の状態、駐車状況など
様々な状態を踏まえてのアドバイスになります。
愛車の状態に合わせたアドバイスをさせて頂きますので、遠慮なくお問い合わせくださいね (^^♪
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