P8コート
 
4 / ドア取っ手部分の仕上げ



仕上げ前の状態です。

この色褪せた黒色パーツがP8コートで手入れすると
どれだけ黒々と蘇るのかを見て行きましょう。

この状態になっても諦めるのは、まだまだ早いという事を
下に続く仕上げの資料写真でお伝えします。



どんなに変化が無くとも現状よりは少しでも好転するのが
P8コートを使ったケアになります。

一にも二にも チャレンジあるのみで御座いますよ。

まず始めにP8コートを付けたスポンジで全体塗りをします。

次に隙間や溝を筆塗りです。
そしてタオルで拭き取ると言うような流れの仕上げ方で黒色を復活させることができますよ。



指先の溝が綺麗になっているのが見えますね。
この部分は真ん中の一部分を歯ブラシを使って汚れを取り除いた箇所です。

このような溝には汚れやワックスが固まって残りやすいので
P8コートと歯ブラシを使うと見てのように綺麗に取り除く事が簡単にできます。


ちなみに、この黒色部分の素材にワックス掛けで仕上げるという人が多い事でしょう。
これと言った手入れの方法が解らないから仕方が無い事でしょうが。

水垢取りなどの一般的なワックスを使うと素材表面を削る事になるので
P8コートを使っても綺麗に色合いが整わなくなります。

この素材の形状は凹凸になっているので注意箇所ですよ。




では次に別のドア取っ手を使った仕上げをご覧下さい。

P8コートを塗って黒色素材からはみ出して塗装に付着したとしても
P8コート用のタオル拭きで取り除けますよ。

取り除くのに手間が掛かるならばピッチレスコートを使うと簡単に取り除けます。
P8コートが塗装に付着しても変色などになることが無いので安心下さい。



ドア取っ手の上を見て下さい。
黒色塗装に細かな磨き傷が多々入っているのと白くなってくすんだ状態なのとが見て取れます。

ここはピッチレスコートを使ったボディケアで
変化を見て頂く事になりますのでどれだけ現状が好転するのかを楽しみにして下さい。

では続いてP8コートで仕上げて行きましょう。


P8コートを塗ると即座に黒色に変化します。

おぉ~! これで仕上がったと思うのは時期少々ですよ!
すぐさま汚れが浮いてきます (笑)


あれっ? 黒くなったのに何でかと思う事でしょうが
ここまで色褪せた状態にまでなると頑固な汚れが残っていますよ。

その汚れが浮いた状態が下の資料写真です。
上で見る仕上げ写真から取っ手の塗装部分に
P8コートを塗っている間に汚れがこのように浮き出ました。

汚れはあっという間に浮き出ます。
さぁ~ この浮き出た汚れを取り除きましょう。


ちなみにP8コートを塗装部分に塗るとどうなるのかの
変化を見てもらう為に塗装部分に塗りました。

下の資料写真で変化を見てもらいますね。
浮き出た汚れを取るには再度スポンジで撫ぜます。

覚えていますか?

スポンジに新たにP8コートを付け足さずに
力を抜いた優しい撫ぜ方をするのを!

うっかりスルーしていませんか!
色合わせを兼ねた汚れ除去のコツですからお忘れなく願います。


そしてP8コートを塗装に塗ると深みの色にはなりますが
傷消しにはなりませんので
塗装にはピッチレスコートを使います。

写真で見る通りの状態ですからね。

溝の汚れ除去には歯ブラシを使うのが有効です。
このような箇所の仕上げに便利ですからどんどん活用下さい。

黒色塗装はデリケートなので柔らかいソフト系の歯ブラシを使いましょう。


頑固に汚れが残り除去しにくい場合の仕上げ方


この様に白く汚れが再々浮く状態の場合は
スポンジにP8コートを少量付け足して塗り込みます。

そして、そのままのスポンジで撫ぜて汚れが
乾く前にタオルでゴシゴシ擦ります。

この仕上げ方を数回繰り返すと汚れ除去ができます。
P8コートをスポンジ塗りしてはタオル拭きを
繰り返すと頑固な汚れを取り除く事ができます。

諦めずに挑戦して下さい。


塗装に付いたP8コートをタオル拭きで
取り除くと写真で見るような深み色になりますよ。

傷消しは無理ですがね。
この様になるという事を覚えておいて下さい。

深み色になると思ってボディ全体にP8コートを塗ると
斑だらけになって取り除くのに大変な思いをします。

ボディケアにはピッチレスコートですよ!
タオル拭きのコツ


汚れ除去には指先 「指紋がある部分」 または
指の第二関節から上の部分を使ってタオル拭きしましょう。

ゴシゴシ擦るタオル拭きは 「縦拭き ・横拭き」 が主流です。
円拭きよりも汚れを取り除くのに適しています。

円を描くタオル拭きは汚れを取り除いた後の
色合わせ程度に使います。

写真は指先と第二関節から上の指を使った 「縦拭き」 です。
横拭きも同じようにタオル拭きします。



見ての部分はタオル先を押し込んで拭いています。

左の写真で見るように少しタオル幅に余裕を持たせます。
この余裕幅を押し込んでタオル拭きする訳です。

溝や隙間に少しでもタオルが届くようにする仕上げ方です。
参考として活用下さい。


このように仕上がりましたがフラッシュが効き過ぎて
黒色素材が白く写ってしまいました。

写真で見るよりも黒々と仕上がっていますよ。


頑固な汚れがある場合は少し手間が掛かる仕上げ方になりますが
素材を傷めない仕上げ方になるのでこの様なパーツには
お勧めのお手入れ方法になります。

スポンジ塗りとタオル拭きの繰り返し仕上げです。


P8コート

ドア取っ手部分の仕上げ



凹凸になっている溝には汚れやワックスの成分が
残っているので取り除くのに手間が掛かる場合があります。

でもスポンジ塗りとタオル拭きで解消できますよ。



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