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洗車傷なのか磨き傷なのかは分かりませんが
線状になった傷が塗装全体に入っている状態のボディです。
渦巻状の傷になっているからして洗車機でしょうね。
では仕上げ前の状態を3枚の資料写真で見て下さい。
左側上下の2枚の写真はフラッシュを使用したものです。
この下の1枚はフラッシュ無しの資料写真になります。
こんな状態です。
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フラッシュ無しとフラッシュ使用とではこれだけの色の違いが出ますから参考として見て下さい。
おもしろいことにライトの辺りには傷が見えて、その他はまるで傷が無いみたいでしょ。
でも全面に線傷が入っている状態です。
ではピッチレスコートを使った仕上げで線傷がどこまで目立たなくなるのかを見て行きましょう。
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- 写真に見える範囲だけを仕上げます -
仕上げて無い周りと比べて
どれくらいの違いの変化があるのか見てみましょう。
1/上の写真ではピッチレスコートを 「円」 を描いただけで
軽く塗り広げる仕上げ方しています
2/左下の写真では最初に塗ったピッチレスコートを
大きく円を描きながら広げています。
3/右下の写真では軽~くボディに触れさせるような
感触の滑らせ方で 「縦 ・ 横 ・ 円」 を描いた
「スポンジ戻し」 をしました。 |
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「スポンジ戻し」 をすると白く見えていたピッチレスコート膜が無くなる事で
仕上げている部分のチェックが容易に出来る事になります。
資料写真で見るようにタオル拭きでピッチレスコート膜を拭き取ってからの確認ではなく
タオル拭き前に確認出来る事は超便利な仕上げ方になります。
スポンジ戻しをするとタオル拭きが要らないくらいにまでなりますが
ある程度のテクニックが付くまでは、一撫ぜ、二撫ぜ、軽くタオルでササっと拭きをして起きましょうね。
-スポンジ戻しの仕方は超簡単 -
スポンジを押さえずに超が付くほど力を抜いて滑らせるだけです。
スポンジを押さえるとピッチレスコートがスポンジに戻って来ませんから
塗装面に触れさせるような感触で滑らせるだけです。
そんな簡単な事でスポンジ戻しが誰にでも出来ることになるんですよ。
スポンジ戻しに超役立つのが使い込んで黒ずんだスポンジです。
スポンジ表面が柔らかくなっているのでピッチレスコート膜を取り込み易くなっています。
またスポンジを押さえても楽にスポンジ戻しが出来る便利な特性をも持ち合わせていますよ。
スポンジは汚れたからと言って捨てずに保管して起きましょう。
超役立つスポンジは手掛け仕上げに重宝しますよ!
また使い込んだスポンジ作りの途中の場合は
ピッチレスコートを付けてないスポンジ面で仕上げを行って下さい。
新しいスポンジしかない場合や初めてピッチレスコート仕上げを行う人の場合には
ピッチレスコートをスポンジに付けてヘッドライトもしくはテールライトを利用して
おもいっきりゴシゴシ擦ってスポンジ面から硬さを取って下さい。
この場合は新たにピッチレスコートを付け足さずにスポンジ戻しをして下さい。
ちなみにゴシゴシ擦る時は 「縦 ・ 横 ・ 円」 を描いた擦り方をして下さいね。
スポンジ面が早く柔らかくなりますからね。
上手くできない場合はアドバイスをご利用下さい。
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上の写真で周りと見比べるとこれだけの違いになりました。
くすみがとれて塗装色がクッキリしましたね。
左下の写真は近くに寄って見た状態です。
近くで見ると線傷が見えてきました。
更に近づくと右下の写真で見る仕上がり状態です。
くすみは無くなってクッキリしましたが何せ
かなりの深い傷が入っていたので浮いて見えています。 |
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またここまで近くに寄らないと
判らないくらいにまでなっています。
ピッチレスコートで仕上げると塗装が削れて
無くなった状態でない限り現状よりも必ず好転しますよ
では右下の写真を見て下さい。
ちょうど真ん中を区切りとして右左を見比べて下さい。
仕上げた左側はクッキリしていますが
手付かずの右側はボヤケテいるでしょ。
線傷も左側の仕上げた方が目立ちませんね。
これだけの違いがあるということです。 |
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ボンネットの仕上がり状態を下の2枚の写真で見てみましょう。
二度目の重ね塗りをした仕上がり状態です。
かなり線傷が目立たなくなりました。
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