2006年 3月26日   F360 modena  黄



P113-Ⅱ



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ドア内張りレザーの仕上げ

 


車のドア内張りオフホワイト・レザーの汚れ落とし方法

 小面積から仕上げ始めて拡大写真のでは少し大きな面積になるダッシュボードを仕上げました。

 メインのレザーシートを手掛ける前にドア内張りレザーを仕上げます。
 ここまで来るとP113-Ⅱの仕上げにも慣れたことでしょう。

 仕上げのコツも徐々に解ってきたのではないでしょうか。
 そんなにゴシゴシとスポンジで擦らなくても汚れ落としが出来るという力加減ですね。

 では写真の右側をご覧下さい。



 写真の右側の真ん中辺りに黒ずみが見えています。

 これはレザーに付いている汚れではなく、レザー全体に付いていたくすみの汚れが泡になって
 見えている黒ずみです。

 見えている黒ずみの泡の周りが右側と比べると少し 「くすんでいる」 のが見てとれます。
 P113-Ⅱをスポンジで擦ると泡が出来ます。

 その泡の中に汚れが混ざって黒い泡になっている訳です。

 二枚目のタオル拭きで、この黒ずみの泡と吸い取ると仕上がりです。
 泡の部分だけを吸い取るのではなく広範囲を二枚目のタオルで拭きましょう。



 一度の仕上げで全体がクッキリ整った色合いにならない場合は、まだくすみが残っていますから
 もう一度P113-Ⅱとスポンジを使って全体を軽く仕上げて下さい。

 きれいに整った色合いに仕上がります。




車のドア内張りクリーム色レザーの汚れ落とし方法

 ドア内張りレザーの下側にメタルパーツがあります。

 このような素材の汚れ落としにもP113-Ⅱを使った仕上げが出来ます。
 ちょうど真ん中辺りに縦線が見えている部分までの右側を仕上げているところです。

 黒い筋線が所々に見えていますが、これは乗り降りの際に靴で擦ったものです。
 先ずはP113-Ⅱを使ったスポンジ擦りで仕上げます。

 きつく削り込んだ筋線は簡単には落とせないこともありますし、完全除去できる場合もあります。
 一度、二度のP113-Ⅱ仕上げで取り除けなかった、この様な筋線はピッチレスコートを使います。



 ピッチレスコートボトルのキャップに少しピッチレスコート落とし入れます。
 そして歯ブラシにピッチレスコートを付けて軽く擦って下さい。

 これで落ちない筋線の場合は、メタルパーツを削り込んでいる傷ですから諦めて下さい!
 でも大概は取り除けますからピッチレスコートでお試し下さい。

 タオル拭きはピッチレスコート用のタオルを使います。
 そして最後にP113-Ⅱをメタルパーツ前面に軽く霧状に吹き付けます。

 最後に一枚目、二枚目以外の乾いたタオルで軽く撫ぜると仕上がりです。
 ご覧のメタルパーツは細かな凹凸状になっていますから凹にピッチレスコートを使う訳です。

 仕上げの参考までに。

 



車のドア内張り明るいレザー色から汚れを落とす方法

 離れた所から見るとこのような状態です。

 レザー部分は仕上がっていますが、途中仕上げのメタルパーツはスピーカーから左側の
 一部分だけが手掛けているところです。

 仕上げの途中ですが、仕上げている右側部分とこれから仕上げる左側部分の違いが判りますね。
 この時点ではピッチレスコートは使っていませんよ。

 P113-Ⅱとスポンジだけの仕上げです。



 ちなみにP113-Ⅱ、そして通常使用のP113は写真に見えている黄色い塗装部分にも使えます。
 スポンジ塗りができないような複雑な凹凸部分や溝など、それにネジ周りなどの汚れ落としが出来ます。

 P113-ⅡP113を塗装に使った場合は、最後にピッチレスコートが染み込んだスポンジで撫ぜます。
 保護膜を作ると今後の手入れが超が付くほど手間要らずに出来ますからね。

 スポンジにピッチレスコートを付けることなく染み込んでいるスポンジで撫ぜるだけの簡単ケアです。



 タオル拭きで保護膜を確認しましょう!

 ピッチレスコートを使う前に一度タオル拭きで仕上げ前の質感をチェックして下さい。
 そしてピッチレスコートが染み込んだスポンジで撫ぜてからもう一度タオル拭きをしてみて下さい。

 それだけでタオルの滑りが変化したのを感じ取れますよ。
 お試しください。

 


P113シリーズとピッチレスコートを上手く使いこなしましょう


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