2005年 1月22日   VOLVO エステート  赤



ピッチレスコート



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洗剤劣化した車の塗装を蘇らせる

 


色褪せた車の塗装を蘇らせる特殊なピッチレスコート 色褪せたてくすんだ車の塗装を蘇らせる特殊なワックス
一度目の仕上げ 二度目の仕上げ


 一度目の仕上げ / 細かく 「縦 ・ 横 ・ 円」 を描いてボンネットの半分を仕上げましたが更に欲張り仕上げをします。

 二度目の仕上げ / 更に線傷を見えなくするのと色艶を深める為に欲張り仕上げとして二度目の仕上げを施しました。




色褪せた車の塗装をメンテナンス・ケアする特殊用品

 写真では一度仕上げも、二度仕上げも変わらなく見えます。

 ところが近くに寄って肉眼で見ると色艶が更に深みに増しています。
 それに洗車傷や磨き傷である線キズがかなり見えなくなっています。

 欲張り仕上げとは更に効果を増す仕上げ方と思って下さい。
 特にこのVOLVOの様な状態の仕上げには二度仕上げがお勧めです。



 二度仕上げは、一度仕上げよりも時間が掛からない仕上げ方で出来ます。

 多少大きめの 「縦 ・ 横 ・ 円」 で仕上げる事ができますが、状態に選っては一度仕上げと同じく
 細かな 「縦 ・ 横 ・ 円」 を使った方が適した仕上げ方になる場合もあります。

 その辺りは、一部分を仕上げて見て判断して下さい。



 バンパーをご覧下さい。

 フロントグリルとその下のバンパー部分にフラッシュの光が当たっているので白く見えますが
 バンパーの左右はかなり黒い状態です。

 劣化してあれだけ白くなっていたバンパーが何度もP8コートを染み込ませる重ね塗りをした結果で
 ここまでの黒色に蘇りました。

 いくらP8コートを使っても擦り傷までは元のように修復できませんけどね (笑)

 



色褪せた車の塗装をメンテナンス出来る特殊なWAX

 角度を変えて半分仕上がったボンネットの状態を見てみましょう。

 これから仕上げる左半分と見比べるとこれほどの差があります。
 くすみが無くなるとこれだけ色艶が変わり、映り込みもクッキリした輪郭で見えることになります。

 ちなみにバンパーも黒々としているでしょ。

 



色褪せた車の塗装を元色の輝きに復元する方法

 さぁ~ それでは残り半分のボンネットを仕上げますが一部分を残します。

 それは仕上がった部分とくすみが有る部分とを見比べる為です。
 丸い照明灯が映り込んでいる部分からフロントガラスに向かって左側の一部分を残しました。

 下の写真で見比べる前にボンネットのピッチレスコート仕上げを先ず見て下さい。



 ボンネットの真ん中寄りとフェンダー寄りのスポンジ塗りが 「円」 ではなく 「縦 ・ 横」 になっています。
 これは 「円」 を描いたスポンジ塗りの後に 「縦 ・ 横」 で隙間を塗り潰したところです。

 フェンダー側に立って 「前後」 にスポンジを動かしたのが 「縦塗り」 になっています。
 同じくフェンダー側に立って 「左右」 にスポンジを動かしたのが 「横塗り」 になっています。



 ここで肝心な事は 「幅と長さ」 です。

 「縦・横」 共に20センチくらいの 「長さ」 でスポンジ塗りをしています。
 写真で見る長さの場合は半分に区切ったスポンジ塗りになるので20センチ間隔で 「二等分」 ですね。

 長い範囲でスポンジ塗りするとスポンジを押さえる力加減にバラツキが生じます。
 出来るだけ均一に整ったスポンジの押さえ方をすることで、色合いと保護膜が綺麗に整います。



 「幅」 はスポンジが少し重なるようにして仕上げると隙間を塗り潰すことができます。
 これもムラなどが残らないように仕上げるコツになりますから必ず活用下さい。

 仕上げの参考までに。

 



諦めていた車の色褪せを元色に戻せるお手入れ方法

 ボンネットのフェンダー側の真ん中が仕上がった部分です。
 色艶ともにクッキリしました。

 ヘッドライト側にはまだピッチレスコートが残っています。
 左右にスポンジ塗りした 「横塗り」 が見えています。

 仕上がった真ん中からフロントガラスに向かっての部分には、まだくすみが残ったままの状態です。
 仕上がった部分との色艶の違いで判りますね。

 では下の写真では、残っていたピッチレスコートをタオル拭きで仕上げた部分と、まだくすみが残っている
 部分とを見比べてみましょう。


 



諦めていた車の色褪せを蘇らせるお手入れ方法とコツ

 一目瞭然ですね。
 くすみが有る部分と仕上がった部分とを見比べるとこれだけの違いがあるのが見て取れます。

 行燈の映り込みも見ての通りです。
 あの仕上げ前の状態がこの様になりました。

 改めて仕上げ前の状態を思い出してみて下さいね。
 誰もが自分で仕上げる事で 「どや顔」 になることでしょう (笑)

 また、そうならなくちゃ面白くありませんからね。
 この様に手掛け仕上げだけで誰も超が付くほどの美観仕上げができるのもクリーティング ・ ケアの醍醐味です。

 



くすんで色褪せた車の塗装を修復する便利な方法

 これが残したくすみです。

 この位置から撮影するとバッチリくすみが見える撮れ方ができました。
 これだけの違いになる仕上げがピッチレスコートとスポンジだけで出来るのも不思議でしょ。

 だから、この仕上げ方であって、手入れ方法が痛快に面白い訳です。
 ピッチレスコートがあれば誰でも同じ仕上げが出来ますからね。

 肝心なのは疲れる仕上げ方をするのか、それとも疲れない仕上げ方をするのかになります。
 全てはちょっとしたコツだけの事です。

 細野アドバイスを上手く活用しましょうね。
 メールよりも直接会話による電話アドバイスを活用しましょう。

 文章で伝わり切れないアドバイスが電話アドバイスなら可能になりますよ!

 



洗剤劣化で傷んだ車の塗装に役立つお手入れ方法

 丸い照明灯をくすみの部分に入れるとこの様な状態です。

 上の写真では照明灯の淵がクッキリして見えていますが、くすみの中に入ると見ての状態です。
 さぁ~ 同じように映り込みがクッキリするようにピッチレスコートで仕上げましょう。

 この部分が仕上がるとボンネット全面がクッキリしますからね。

 



洗剤劣化で色褪せた車に役立つメンテナンス・ケア

 スポンジをご覧下さい。

 不要になった劣化塗料がスポンジに付いています。
 この様な状態の場合の仕上げには、この程度の劣化塗料がスポンジに付くと思って下さい。

 ボンネットを仕上げる前のスポンジに付いた劣化塗料と今見ている付着量との違いもシッカリ見て下さいね。
 これだけ塗料が取れても塗装がクッキリしているでしょ。

 劣化した部分の塗料は塗装から剥離されます ・・ 取り除かれると言うことです。
 劣化してない部分の塗料には潤いが生じてシッカリと塗装に圧着します。

 今後のアフターケアで少々の劣化塗料がスポンジに付く事がありますが徐々にスポンジ付きが無くなります。
 塗装がシッカリ安定した事の現れです。

 アフターケアで多少の劣化塗料がスポンジに付いても大丈夫ですよ。



 注意事項 その一

 ただし塗装が薄くなっている場合があります。

 一つは、下地が見えだしている場合です。
 その場合にピッチレスコートで仕上げると下地がもっと見え出すことがあります。

 またピッチレスコートを使っても下地が見え出さないで、そのままの状態で維持できる場合もあります。
 この様な状態の場合は、力を抜いたスポンジ撫ぜで一部分を仕上げて試して見て下さい。

 下地に変化が無ければ通常の仕上げ方が出来ます ・・ 変化があると思った時は止めるべきです。
 こればかりは手掛けて見ないと判りませんので自己責任において仕上げを行って下さい。

 こんな時こそ直接電話での細野アドバイスを活用しましょう。



 注意事項 その二

 次に下地が見えない状態でも塗装が下地に到達するくらいに薄くなっている場合があります。

 それは研磨によるものです。
 洗車傷、磨き傷が目立ち塗装を研磨する場合があります。

 ベテランの研磨職人になると、洗車傷、磨き傷などの酷い傷消し除去には下地に近い限界寸前までの
 磨きができます。

 酷い塗料劣化による場合はピッチレスコートで仕上げても下地に到達する恐れがあります。
 また到達せずに、このVOLVOと同じように綺麗な状態に仕上がる事もあります。

 先ずは念には念を入れて薄塗りのライト仕上げで様子を見てみるところから始めましょう。
 研磨に関しては一般の人には判らないのが現実ですからね。

 こんな時に役立つのが薄塗りのライト仕上げですよ。
 それと細野アドバイスです。

 



スポンジ磨きだけで色褪せた車が蘇るクリーティング

 最後に残っていたくすみが無くなりました。

 これでボンネット全面が同じ色合いになりましたね。
 映り込んでいる照明灯の輪郭もクッキリしました。

 くすみが無くなり塗装表面がフラットな膜に整うと輪郭がクッキリしますよ。
 ちなみに劣化塗料は拭き取りタオルにも付きますが気にせずにお使いください。

 写真に見えるタオル程度なら、これから何十回も拭き取り仕上げに使えますよ。
 参考までに。

 



スポンジの手掛けで色褪せた車を蘇らせる便利なコツ

 某コンビニの行燈が映り込むように角度を変えて撮影しました。

 これがピッチレスコート効果です。
 全ては車の色艶の輝きを鮮やかにするのにコーティング膜や塗装に優しい手入れが出来る事です。

 それと誰にも出来る手掛け仕上げであることですね。


 


手掛け仕上げで色褪せた車の塗装を簡単に復活させる痛快仕上げ


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