 |
じゃ～ん！ ・・ 見えているこの白い斑点は何だと思いますか？
カビ です (>_<)
段ボールが引っ付いていた反対側の部分です。
基本的にはＰ１１３を使って仕上げますが
今回は他のレザーとの色合わせをしますからＰ８コートで仕上げます。
反対側をＰ８コートで仕上げて黒々した色艶になっているのに
此方側をＰ１１３で仕上げると艶無し仕上げになるので左右の色艶が違ってきます。
両方とも同じ色合いにするには同じくＰ８コートを使うという事になります。
ではＰ８コートで仕上げて行きますね。
カビ退治の始まりです (^^)/
|
|
 |
 |
カビ退治と言っても難しい仕上げ方にはなりません (^^♪
仕上げ方は通常のＰ８コートをスポンジで塗るのと同じですが少し多めにＰ８コートを使います。
その理由はレザー素材に潤いが無く、薄くても白っぽくなっているからです。
潤い補給といった感じですね。
人の肌も潤いが無くなるとカサカサになるのと同じでスキンクリームなどで保湿してあげるようなものです。
車のレザー素材にはＰ８コートで保湿ケアをして潤いを与える仕上げになります。
勿論、毎回お伝えしているようにスポンジ撫ぜは 「縦 ・ 横 ・ 円」 を交えて塗り込み伸ばしをします。
Ｐ８コートを使うとレザー素材の 「潤い仕上げ ・ カビ除去」 が同時に出来るんです。
でも状態次第ですから１００％カビが除去できるとも言い切れません。
カビになっている部分が染みのようになって薄く残る場合もあるとご記憶下さいね。
写真 左に見える上の部分からＰ８コートを塗り始めました。
写真 右は続きで縦の部分にもＰ８コートを塗って皆さんに変化をお伝えしています。
|
 |
 |
Ｐ８コート量を少し多めに使うのは、表面が平ではなくレザー素材の場合は溝があるからです。
その溝にＰ８コートが染み込むようにスポンジで塗り込む訳です。
塗っては伸ばし、塗り広げては塗り込むと言ったようなスポンジ使いで色合わせをして行く仕上げ方になります。
塗り込み伸ばしの仕上げ方とはこの様な方法です。
|
 |
 |
スポンジで優しく撫ぜるだけの塗り方だけではカビ部分が染みのように薄く残りますよ。
スポンジを押さえ気味でＰ８コートを塗り込みましょう。
カビの除去に効果があります !(^^)!
そして色が整ってきだすと今度は反対に力を抜いたスポンジ撫ぜをします。
こうすることで綺麗な色合いに整える事が出来ます。
色合わせが上手くできない場合は仕上げ中にご一報下さい。
電話での細野アドバイスを気楽にご利用下さいね。
その場で結果を出すアドバイスをさせていただいております (^^)/
|
 |
仕上がりました。
あれだけ目立って浮いていた白い斑点のカビが無くなりました。
この仕上がり状態はＰ８コートを塗りたての直後ですから艶光りしています。
上の部分に風景が映り込んでいますから白くなって見えますがカビムラではありませんよ (笑)
時間が経つと、もっと落ち着いた色合いになります。
必ず重複塗りをしましょう !(^^)!
Ｐ８コートを塗った時は色が整って綺麗に見えても後でムラになる事があります。
それはＰ８コート量が十分に浸透出来ている部分と出来てない浅塗り部分との違いで現れます。
ですから一度仕上げた部分でも必ず追い塗りをする事で
浅塗り部分を無くす仕上げ方になる訳です。
ホームページ内で良く目にする言葉で 「重複仕上げ」 とお伝えしています。
重複塗りをこれでもかと言うくらいに繰り返すことで綺麗な色合いに整う仕上げ方になりますよ。
お忘れなく ・・ 色合わせは重複塗りですよ !(^^)!
|
|
 |
 |
こんな仕上げも簡単に出来るのがＰ８コートです。
スピーカーネットの半分がＰ８コートを塗ったところです。
Ｐ８コートを吹き付ける事無くスポンジに付いたＰ８コートで撫ぜると写真のような仕上げが簡単にできます。
上の写真で見ていただいたレザー仕上げの余剰液がスポンジに染み込んでいます。
そのままスポンジで撫ぜるとスピーカーネットの仕上げができます。
|
