ピッチレスコートを使うと、くすんだ赤色塗装の復元仕上げが超鮮やかに出来ちゃうんです !(^^)!
スポット仕上げ / 2019年 10月15日

Chevrolet CRUZE

赤色塗装のくすみをスッキリ除去
 

北海道出張で仕上げたシボレー クルーズの赤色塗装を蘇らせるお手入れ術をご紹介!

一番くすみのひどい屋根の一部分でビフォー ・ アフターをご覧ください (^^)/

次回、2020年2月の北海道出張で手掛けることが出来た時には資料を追加してまいります♪


 ピッチレスコート / 塗装のくすみ除去仕上げ
 


仕上げ前の写真です。

右側の色が鮮やかになっているところ方は仕上がっている状態です。

では、左側のくすんでいる箇所をピッチレスコートを使って仕上げていきましょう!




新品のスポンジを使って仕上げ始めましたが、この時点でボンネットや側面は仕上げ終わっているため
ピッチレスが染み込んでいい感じに出来上がってきております (^^)/

使い込んで黒くなっているスポンジは柔らかいので
新しめのスポンジの方が目が粗いため、くすみ除去には向いているので仕上げやすく作業も早いですよ。

塗装色、ボディの状態、くすみ除去、傷消しによってスポンジを使い分けることがポイントになります


まずはこのスポンジにピッチレスコートを写真のように一付けします。

最初に付ける場所はどこでも構いませんが、付け足すたびに違うところに付けるようにすると
スポンジが均等にピッチレスコートを吸い込んで綺麗なスポンジが出来上がっていきますよ !(^^)!




保護膜補充の場合はライトなどで塗り伸ばして
スポンジに付けたピッチレスコートがスポンジ全面に広がるように行き渡るようにします。

これが保護膜補充のライト仕上げです。


でも、今回の場合はご覧のようにくすみ落としです。

ライト等で塗り伸ばすウォーミングアップをせずに、そのまま塗装に塗り込んでいきます。
いきなり広い範囲を仕上げず、小さく小分けしながら仕上げていくことが綺麗に仕上げるコツです。

小分けとは、
20センチから30センチくらいの範囲を仕上げることです。

まずは見本になる仕上がり部分を作りましょう!


この時にスポンジを押さえる指をご覧ください。
スポンジが変形するほど押さえず、乗せているだけの力加減になります。

このボディのくすみの状態の場合、スポンジを押さえなくても綺麗に仕上がったので
全て同じ力加減で仕上げております。


くすみ除去も、傷消し仕上げも
大切なことは他の仕上げた場所と同じ力加減、同じピッチレスの使用量で仕上げていくことです。

他の箇所より少ない量を使えば鮮やかさが変わりますし
思いっきりゴシゴシするような力加減をいきなりすると疲れる原因になります。

まずは優しく、軽く塗り込んでみて様子を見ます。
それで綺麗に仕上がるのであれば無駄な体力を使うこともなくなりますからね♪


塗った跡が写真では見づらいですが、円で塗り込んでおります。
また大きな円ではなく、少し小さな円を重ねながら塗り込んでいます。




写真はブレていますが ・・・ 塗り跡が縦向きに変わっていることがわかります。

ピッチレスコートでの仕上げの基本は 縦 ・ 横 ・ 円 です。

隙間なく塗り込み、均等に綺麗に仕上げるために必要なスポンジの動かし方になります。




次に別の使い込んだスポンジでスポンジ戻しをしていきます。
ピッチレスコートを付けることなく、このままの状態で使いますよ (^^)/

スポンジ戻しとは
ピッチレスコートを塗り込んだ時に塗装がお腹一杯になると残ったピッチレスコートが表面に浮き余剰膜としてムラになります。

その余剰膜であるムラをスポンジに吸わせていくことをスポンジ戻しと呼んでおります。

タオルで拭き取っても良いのですが、スポンジを使った方が仕上がり状態を素早くチェックできるのと
保護膜を塗装にしっかりと吸着させるため、そしてスポンジ戻しに使用したスポンジが
さらにピッチレスコートを吸い込むことでより柔らかい使いやすいスポンジへと育つためです。


新品のスポンジを数回使用したスポンジでもスポンジ戻しで使うことが出来ますが
黒く柔らかくなっていないとムラの残り方に違いが出てきます。


新品のスポンジしかお持ちでない場合は、ピッチレスコートを付けていない裏側の面を使用し
拭き取りタオル (スーパークロスなどの綿タオル) も併用して仕上げていきましょう (^^)




スポンジ戻しは
まずは余剰膜を塗装に押し込むイメージで、軽く押さえながら縦 ・ 横 ・ 円で仕上げていきます。

するとピッチレスコートがしっかりと塗装に吸着してくれます。




そしてある程度ムラが薄くなってきたら最後に 超!力を抜いて撫ぜます。

超!力を抜くんですよ!

ただ力を抜いて、と書いてもなかなか力が抜けていない方が多いので超!を付けて拡大ました(笑)

力加減のイメージとして
人差し指本でスポンジをスルスルと滑らせるくらい、超!力を抜いてくださいね (^^)/


力を抜くほどタオル拭きが必要ないくらいに綺麗に仕上がりますよ♪




仕上がりました !(^^)!

濃い色に蘇り、塗装に潤いが戻り鮮やかな赤色になっていると思いませんか♪


この仕上がった部分の色をお手本にして、くすみのある部分を仕上げていきますが
際ギリギリから仕上げるのではなく、仕上がった部分にスポンジ1個の幅が重なるようにして仕上げます。

そうすることでお手本になった色と、新しくくすみを取り除いた部分の隙間が綺麗に仕上がり
ムラが無い仕上がりになります。

続けて同じ手順で次々仕上げていきます。




先ほど仕上げた一部分から、右側の既に仕上がっていたところまで
同じ色艶に仕上がりました♪

同じピッチレスコートの使用量、同じ力加減で仕上げることで
均等に綺麗に仕上げることが出来ます。




屋根全体の仕上がりです。

あのくすみが嘘だったかのような鮮やかさに蘇りました (*^-^*)

塗装が剥げていない限りは、復元できる確率は高いですよ!
諦める前に ・・・ ピッチレスコート、是非お試しくださいね !(^^)!



この
写り込んだライトの縁をご覧ください ・・・ 細かい線が見えますね。
この磨き傷は消すことが出来ませんが、パット見て見えないくらいには復元できます。

参考までに (^^)/






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