仕上げの途中でピッチレスコートを付けたスポンジ面がどうなっているのか
裏返して見てみましょう。
ほとんどピッチレスコートが残っていません。
でもスポンジの中に染み込んでいますから新たにピッチレスコートを付け足す事無く
そのまま撫ぜても滑ります。
この状態のスポンジ面を利用して今度はスポンジ戻しをします。
そうする事でピッチレスコート膜が塗装部分から消えます。
すると仕上がり状態を確認できる訳です。
先ずはピッチレスコートをスポンジに付けて仕上げる範囲に塗り伸ばします。
次に「縦・横・円」を描きながら仕上げる部分を重複塗りします。
そしてスポンジ戻しをして仕上がり状態の確認をします。
きれいな色合いになって傷が見えなくなるくらいにまで消えていたら軽くタオルで
撫ぜるように一拭きします。
これで仕上がりですが、仮にタオルで拭いた時にタオル線が浮かぶようなら
ピッチレスコートを付けたスポンジ面ではなく、反対の面を使って優しく一撫ぜします。
そうするとタオル線が消えますよ。
一部分が仕上がると、その部分を見本にして次の部分を仕上げて行きます。
この仕上げ方は仕上げ慣れするまでのお手入れ方法になります。
仕上げ慣れするともっと広い面積を一度に仕上げる事ができるようになりますよ。
少しづつ仕上げる面積を大きくして仕上げ慣れしましょう。
まずは確実に一部分を仕上げて見本作りをするのをお勧めします。
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