2013年10月12日  LEXUS LS600h



バケツ1杯の水洗い洗車



/拡大写真で見る

ボンネット ・ フェンダーの水洗い!

 




    私 細野は、いつもは写真の右側のフロントガラスから水洗いを始めますが、この日は
    直射日光の反射で撮影に適した反対側から仕上げています。

    様はどこから始めても一周回ればいいのですが、既に自分のスタイルを確定していますから
    今日はいつもと違う気分でスタートしました。

    人によってはトランクから始める方もおられると思います。
    どこからスタートしても構いませんので自分の固定スタイルを決めましょう。

    体が自然に反応して動いてくれますから落ち着きますよ。



    水を含んだタオルで洗っています。
    ゴシゴシ擦る事無く水の重みを利用して撫ぜるようにタオルを滑らせるのがコツですよ。

    




     タオルを滑らせるとご覧の様にボンネット上に水滴が浮きました。

     この水滴の中にボディに付着していた汚れが混ざっています。
     水洗いでゴシゴシ擦らなくても汚れが浮くのは保護膜効果によるものです。

     ですから擦る仕上げ方では無く、優しく撫ぜる仕上げ方が基本の水洗い術です。
     ピッチレスコートの保護膜には弾力性の厚みがあります。

     それはライト仕上げにしても、フル仕上げにしてもタオル拭きで滑るツルツル感で確かめて下さい。



     よくこのホームページで表現している 「タオル拭きをいつまでもしてしまう」 と言うような
     言い表し方を所々でしております。
     それだけタオルで触れていて気持ち良い質感ということです。

     これが厚みと弾力性のある保護膜です。
     さらさらの薄い質感ではなく 「ヌルッ」 とした弾力ある質感とのことです。

     この弾力性ある保護膜の上に汚れが積もっています。
     水が保護膜まで浸透すると汚れを浮かせる効果を発揮します。

     タオルでゴシゴシ擦らなくても水を含めたタオルで同じ部分を2度往復すると写真のように
     水滴が浮き、汚れも浮き、そして混ざり合います。

     女の私でも力不要、そしてゴシゴシしない事で疲れない手洗い洗車ができる訳です。
     それも美観となるきれいな仕上がりのお手入れができる訳です。

     更に擦らない仕上げ方ですから車のボディに優しい仕上げ方になります。





     水を含ませたタオルを端から端へ滑らせます。

     そうしながら徐々に新しい部分へ移りながら水洗いを進めて行きます。
     中には直ぐに浮かない頑固な汚れがあります。

     そんな時は重複洗いをします。
     同じところをもう一度水洗いする事で汚れが浮いて取れますよ。

     水滴を吸い取るタオル仕上げの時に取れない汚れもありますから、それは気にせずに放置します。
     後からのピッチレスコート仕上げの時に取るようにします。



     水洗いで頑固な汚れを無理して取り除く事はしませんよ。
     ピッチレスコートに任せるのが一番です。

     簡単に取り除いてくれますからね。
     ボディに優しい仕上げとはなるべく擦る回数を無くす事ですよ。





    ボンネットからフェンダーへ移りました。

    保護膜効果でどこを洗っても水滴がこの様に浮きます。
    この水洗い時にタオルが簡単に滑るのか、滑らないのかのチェックをします。


    タオルがスルッと気持ち良く滑る場合は、保護膜がシッカリしていますのでボディの
    ピッチレスコート仕上げは薄塗りのライト仕上げを軽くするように私 細野はしています。


    タオルの滑りが鈍い場合は、同じライト仕上げですがピッチレスコートの付け足しを
    増やして仕上げるようにしております。
    ピッチレスコートの量を多く使う事で保護膜補充効果が増します。


    フェンダーでもバンパーで構いませんから二度仕上げをお試し下さい。
    一度のライト仕上げよりも、同じ量のピッチレスコートをつかっての二度仕上げの方が
    遥かに保護膜が厚みになることを試して見て下さい。

    




     タオルの左側をご覧下さい。

     タオルの幅だけきれいになっています。
     水滴がタオルに吸われて無くなりました !(^^)!


     肝心な事は力を入れてタオルで拭かない事ですよ!

     タオルに添えた手の平で押さえると、せっかく吸い込んだ水滴を反対に押し戻す事になります。
     そうならないように究極と言って良いほどに力を抜いてタオルの重みだけで滑らせましょう。

     初めての方はなかなか上手く出来ないかもわかりませんが何度かタオル拭きすると自然と
     出来るようになりますよ。
     私 細野もそうでしたからすべては慣れですよ♪



     この文章を読みながら自分の時の初講習での思い出が蘇りました。

     私 細野も初めてバケツ1杯の水洗いを目の前にした時には 「はっ (?_?)」 でしたからね。
     高級車を見ただけでも 「はっ ・・ この車を」 でしたから。
     ましてその高級車をバケツの水で洗うなんて 「えぇ~ ○×△?」 です。

     師匠が目の前で洗うのを見て 「はぁ~ ▽○□×」 です。
     でもスイスイ洗ってきれいになったのを見ると 「ほ~!」 の感動ものです。

     そして師匠が私にタオルをバトンタッチして 「ハイどうぞ」 ですよ (?_?)
     講習を受けに来ているのですから言われた通りに見よう見まねで水洗いをしましたよ ・・ 私なりに。

     ところが師匠みたいにタオルがスイスイ滑りません (>_<)
     師匠が目の前で使ったタオルなのに私の場合には上手く滑りませんでした。

     「何度かやってたらそのうち滑るようになるよ~」 って笑ってました。
     それと同じ、そして私 細野と同じですよ。
     すべては慣れですよ (^^♪

     そんな私 細野でしたが初講習から今や3年です。
     恥ずかしながら今では皆さんにアドバイスが出来るようになりました。

     もっともっと皆さんに良いアドバイスが出来るように初心忘れず精進して進んで行きます。





     この写真資料と同じように皆さんに一度は試して頂く事があります。

     これを試すと納得されますよ!
     タオルの下端の真ん中部分をご覧下さい。

     少し山のように盛り上がっています。
     これは指先でつまんだ跡です。


     水切りをして絞った拭き取りタオルを用意して下さい。
     そしてどこでも構いませんから水洗いをして水滴が浮いたところにポンとタオルを置いて下さい。
     そして写真と同じようにタオル端を指先でつまんで、ゆっくり滑らせてみて下さい。

     タオルの通り道だけ水滴が無くなっていますから確認して下さい。
     タオルに手の平を添えずにタオルの重みだけで滑らせただけできれいに水滴を吸い取れます。

     それだけ、力を入れてはダメですよという事です。
     できるだけ、力を抜いたタオル拭きに徹して下さいね。

     なかなか面白いでしょ。
     よく師匠にこれをさせられました (^^♪

     この要領で上手く拭き取りができるように遊び気分で楽しんで下さいね♪
     慣れですよ (^^♪



(^^)/ 細野カーぴか アドバイス 

この様な汚れの場合は、いつもより水を多くタオルに含ませて洗います。



元のページに戻る


 

copyright(C) 2013 細野/美装 All rights reserved.