2015年 6月13日  LEXUS LS600h



ピッチレスコート



10
/拡大写真で見る

テールライトでスポンジのウォーミングアップ

 



ピッチレスコート仕上げを極めるポイントはスポンジ作り

  ピッチレスコートをスポンジに補充するのは片面だけです。

  一台の車を仕上げるのに片面を使います。
  もう片面はピッチレスコートの量を塗り過ぎた時のスポンジ戻しに使います。

  スポンジ戻しとはピッチレスコートの余剰膜をボディ面からスポンジに戻す仕上げに使う訳です。
  ですから仕上げはスポンジの片面使いになります。



  今、仕上げに使っているスポンジは黒ずんで使い込んだスポンジですからピッチレスコートを
  少量付け足す事でスポンジがスルスル滑り保護膜補充が簡単に出来ます。

  スポンジがまだピンク色している場合や使い始めたばかりの場合は
  ピッチレスコートを少し多目に付け足します。
  付け足す目安は 「サイコロの目」 です。

  三点付け、四点付け、五点付けなどでスポンジの滑る質感作りを自分好みに調整します。
  調整すると言っても意味不明ですよね (^^)

  無難な線で 「四点付け」 がお勧めです。
  その理由は三点付けよりもスポンジ全面にピッチレスコートを行き渡らせるのに最適だからです。

  三点付けだと隙間が生じるか可能性がありますし、五点付けだと余剰膜が多くボディ面に残る
  事があるからです。

  中を取って四点付けがお勧めという事です。

    



車磨きが楽しくなるピッチレスコート仕上げ

  スポンジにピッチレスコートを付け足すとテールライトを利用して「縦 ・ 横 ・ 円」を描いて撫ぜます。

  スポンジ全面にピッチレスコートが行き渡るようにする訳ですね。
  使い込んだスポンジの場合は軽く撫ぜる塗り伸ばし方です。

  使い込んでないピンク色したスポンジなどはテールライトでゴシゴシ擦って下さい。
  腕が棒になるくらいに力いっぱい擦ってもらっても結構ですよ。

  それだけピッチレスコートがスポンジに染み込みやすくなります。
  ちなみにテールライトがくすんだり変色したりする事がありません。

  返って綺麗な色艶になります。
  これはヘッドライトを使ったウォーミングアップでも同じです。

  テールライト以外の塗装を使ったウォーミングアップ時は軽く撫ぜる塗り伸ばし方をします。
  素材が違うので素材に適したウォーミングアップをする訳です。

  万が一の擦り傷防止策です。




愛車ケアが楽しくなるピッチレスコート仕上げ

テールライトを見て頂ければお判りいただけると思いますが超!キレイですね (*´▽`*)

テールライト素材も深みある色艶になっています。
一般的に見掛ける車のテールライトと比べるとまったく違う色艶なのが判っていただけたことでしょう。


このテールライトがまだ手付かずの場合にピッチレスコートを塗るとムラが出ますよ。
濃い部分と薄い部分に分かれた色ムラが必ず出ます。

その理由は、テールライト素材に潤いが無いからです。
濃くなった部分はピッチレスコートが付いたスポンジの部分が先に付いたことで即効で染み込んだ証しです。

薄くなっている部分のムラはピッチレスコートが少ないスポンジ部分で触れた箇所になります。
潤いがない素材はピッチレスコートを吸い込みます。

喉が渇いて水をゴクゴク飲むのと同じです。
人も潤いが大事です ・・ 車の素材も同じですからね。

劣化、腐食、変色は潤い不足と思って下さい。



綺麗に整った色合いに仕上げるにはピッチレスコートをこまめにスポンジに付けて押し込むように
塗り込む事で綺麗な色艶にテールライトが蘇りますよ。

その様な事もあると記憶下さいね。
色ムラに対処できない時は遠慮なくお問合せ下さい。

その場で解決できるアドバイスをさせて頂きます。




愛車の洗車が楽しくなるピッチレスコート仕上げ

上から見るとこの様な色艶の状態になっています。

勿論このテールライトのウォーミングアップも 「縦 ・ 横 ・ 円」 を描いてスポンジをウェットにします。
スポンジにピッチレスコートが行き渡れば続きの仕上げに移ります。

屋根に進むのもトランクに進むのもこのテールライトでスポンジのウォーミングアップをすると便利ですよ。

    



車のお手入れが楽で簡単に出来るピッチレスコート仕上げ

  今回はトランクに進み高い部分の平面から仕上げます。


  ちなみに軍手をしているのは手を汚さない為のものではありませんよ。
  スポンジに付いた汚れを取り除くのに軍手を着用している訳です。

  片面を使って一台の車を仕上げますよ、とお伝えした事を覚えていますか?
  その片面使いの時に軍手がスポンジに付いた汚れを吸着してくれています。

  要は軍手を使ったスポンジのクリーニングですね (^^)
  そうする事でスポンジをベストコンディションの状態を保ち長く使えるようになります。

  スポンジはいくら汚れても洗う事は一切しません。
  全て軍手を利用したクリーニングで使い続けますからお忘れなく願います。

  この位置から見てもテールライトが艶光りしています。
  みなさんの愛車も同じようになりますよ (^^)/

    



(^^)/ 細野カーぴか アドバイス 

ではライト仕上げの続きに戻って一周回りを参考にご覧ください。


元のページに戻る


 

copyright(C) 2013 細野/美装 All rights reserved.