タオルを滑らせるとこの様に水滴が浮きました。
この車はコーティングを施してあるボディです。
パールホワイトの塗装の上にコーティング膜があり、コーティング膜の上にピッチレスコート膜があります。
ピッチレスコート膜の上に汚れが乗っています。
水洗いをするとピッチレスコート膜まで水が浸透して汚れが浮き上がります。
もちろん水もピッチレスコート膜である保護膜に弾かれて浮きます。
その浮いたのが水滴になります。
すると水滴の中に汚れが混ざります。
真水は汚れを吸収する性質を持っているので汚れが混ざった粒が表層に浮き出します。
この粒になった水滴がピッチレスコートの保護膜に弾かれる事で逃げ場を探しています。
そこへ逃げ場になるタオルに触れる事でボディから簡単に離れてタオルに移る訳です。
バケツ1杯の水だけで綺麗に仕上げる事が出来る手洗い洗車術とは相乗効果を利用したものです。
ですからタオルで水滴を吸い取る時に力を必要としない仕上げ方が出来る事になります。
反対に力を加えたタオル拭きをするとせっかく吸い取った水分を押し戻す事になります。
そうならない為にもタオル拭きの時は究極と言って良いほど力を抜いたタオル使いをする訳です。
擦らずに優しく撫ぜるタオル使いは摩擦を生じさせない効果をも生じさせてくれます。
ボディや塗装、コーティング膜やピッチレスコート膜に優しい水洗いになる訳です。
バケツ1杯の水洗いはおもしろいですよ~ (^^♪
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