~ サイドミラーで見る水洗いで虫殻除去 ~
保護膜が厚みになっているといとも簡単に虫殻落としが出来るんです。
|
ちょっと見辛いですが
指先に乾いてカチカチになった虫殻が付いています。
大なり小なり
保護膜が厚みになっていると水を含ませた
タオルで撫ぜると虫殻が溶けたように取り除けます。
擦り傷が入らない塗装に優しい仕上げ方になります。 |
|
|
近くに寄って見ると小くて小粒のような虫殻ですが乾燥しているのでしっかりこびり付いています。
虫殻を取り除くのに手間を掛ける事無く簡単に取り除きましょう。
それには保護膜効果を利用することです。
保護膜を厚みにするには薄塗り仕上げを何度か重ねると自然に出来上がります。
= 好奇心旺盛な人の場合は =
ピッチレスコートで初仕上げをしてから1週間に一度くらいのペースで薄塗り仕上げを1か月ほど行うと
信じられないくらい保護膜が変化して行くのを体験できますし厚みに作れます。
= ゆっくり派の人の場合は =
2週間に1回でも、3週間に1回でも薄塗り仕上げを行えば良いでしょう。
ピッチレスコートを使う合間の洗車は真水だけで水洗いして下さい。
せっかく作り掛けた保護膜を傷めたり、痩せさせたりしない為にも洗剤洗いはご法度ですよ!
薄塗り仕上げといっても、たいそうな事ではなく、このセルシオで15分くらいあれば出来ます。
タオル拭きは5分も掛からないので薄塗り仕上げは楽ですよ。
薄塗り仕上げとは目で見て判らないくらいに薄くスポンジで塗り伸ばす仕上げ方です。
そこまで薄いのでタオルでの拭き取り仕上げもササっと一撫ぜ、二撫ぜ軽くタオルを滑らせるだけです。
それくらいの薄塗り仕上げで保護膜を厚みに作って行けますよ。
保護膜が厚みに変わって行く質感をタオルに伝わる感触で味わって楽しんで下さいね。
先ずは広い面積の保護膜を厚みにしましょう。
それから段差がある部分や、隙間などを丁寧に仕上げる保護膜作りをするのもお勧めの進め方です。
細かい部分、隙間や溝まで保護膜を厚みにしたり、保護膜補充をする仕上げには
もう10分ほど手入れに時間を要しますが、それも楽しみながら行えるので苦になる事は無い手入れになります。
愛車ケアで実感下さい。
質感の変化と厚みになる感触は車好きならタマラナイ衝撃ですよ!
|
|
では虫殻除去を進めて行きましょう。
見てのタオルには水を含んでいます。
このタオルで軽く撫ぜます。
この写真から見ると
前に進んで後ろへ下がるといった感じですね。
その結果が下の写真です。
よ~く判るように敢えて拡大写真を使っています。 |
|
進んで下がってのタオル撫ぜを2回ほど繰り返すと見てのようになりました。
おもしろいくらいに虫殻が無くなっているでしょ。
水滴が見えているので水洗いだけというのも判りますよね。
ゴシゴシ擦らずともタオルで軽く撫ぜる仕上げ方でこうなるので面白いですよ。
~ 19年目にして色艶失われず ~
敢えて拡大写真を使ったのは虫殻除去だけではなく塗装面をも見てもらう為です。
塗装の粒子が見えるくらいです。
ですが擦り傷などの線傷が無く、またくすんだ状態にもなって無いのが見て取れますね。
一般的にゴシゴシ擦る事を長く続けると塗装がくすんだり色褪せたりしますからね。
水洗いにしてもピッチレスコートにしてもゴシゴシ擦る仕上げ方では無いので
そういうような傷が入らない仕上げ方になります。
この仕上げ方で19年目になる状態ですから如何に車の塗装やコーティングをしてある車にも
優しい手入れになっているのかを理解して頂けることでしょう。
虫殻落としはここまでになります。
|
|
|
~ ピッチレスコートで薄塗り仕上げ ~
スポンジを押さることなく軽く滑らせながらピッチレスコートを塗り広げます。
水洗いで水滴が残らないタオル拭きが出来る場合は保護膜がシッカリと潤った状態になっていますよ。
だらか軽く撫ぜる仕上げ方で保護膜補充を行いましょう。
スポンジの形が崩れるような押さえ方をしないで軽く指を添えて滑らせましょうね。
|
|
|
|
ドアを開けてステップの周りの塗装部分にまでスポンジで撫ぜると
保護膜で汚れが付いても水洗いの時の絞ったタオル拭きだけで簡単に取り除けます。
楽に越したことが無い手入れが出来るように隅々まで保護膜ケアを施しましょう。
|
~ ウッドパーツの維持状態を見る ~
|
= 保持状態がよく判るように接写でお伝えします =
|
|
|
このようなメーターパネルを透明に維持するには
ピッチレスコートで先ずは保護膜を作ります。
メーターパネルは柔らかいアクリル板なので力を入れて
押し擦りをすると細い線傷が入る可能性がかなり上がります。
スポンジ塗り、タオル拭きともに優しく仕上げましょう。
保護膜が出来ると窓ガラスコートを使ったケアもできます。
薄塗りをしてタオルで優しく拭く仕上げ方です。
メーターパネルが気になる人はトライして下さい。
|
|
新車時から19年目になる色艶の状態です。
このステアリングの仕上げ方は
最初にP113を使って皮脂を取り除きます。
そして次にピッチレスコートに使用している
拭き取りタオルで拭くだけの仕上げ方になります。
アフターケアとして綺麗な状態の時は
ピッチレスコート用タオルで
拭くだけで見ての状態を維持出来ますよ。
手油やファンデーションで汚れがギラギラ目立つ場合は
タオルにP113を少量吹き付けて拭き
ピッチレスコート用タオルで後から拭く仕上げ方になります。 |
この部分もステアリングと同じ仕上げ方が出来ますが
手間省きでピッチレスコート仕上げに使っているスポンジで
優しく一撫ぜしてタオルで一拭きしています。
スポンジには新たにピッチレスコートを付け足さずに
ボディケアの時に染み込んでいる状態の
スポンジで撫ぜるだけの簡単で手早い仕上げ方をしています。
その様な手入れの仕方でこの状態です。 |
|
|
|
|
保護膜が重なって行くとこの様な色艶で維持できるようになりますよ。
厚みの保護膜は光沢をも皆さんの想像異常に豊かにしてくれます。
写真では伝わりませんが指先を這わせると何とも言えないほどの質感になっています。
このようなウッド素材の愛車にお乗りの人は自ら体験してみてさい。
言っている質感の意味がお解り頂けます。
|
|
|
|
ズズズ~っと近くに寄って見るとこの様な保持状態です。
ここまで寄って見ると擦り傷などが皆無なのがお判りいただける事でしょう。
仮に物を置いて滑ったとしても保護膜で擦り傷が入り難い効果をも発揮してくれることになります。
|
次にドア部分のウッド素材を見てみましょう。
こちらは運転席側になります。
乗り降りで一番多く利用するドアですね。
するとどうしても他のドアと比べてウッド素材に触れる
頻度が増しますが見ての通りです。 |
|
|
|
こちら側は助手席側ですね。
19年目を迎えても見ての状態で堅持できています。
|
|
|
|
|
もちろんオーナーさん自身がきれい好きなことが美観キープという功を奏していますが
喫煙家なのに車内喫煙をされていないのも愛車に対しての大きな思いやりですね。
芳香剤も無いので室内は常に自然の空気です。
逸話を一つ
いつかは覚えていませんがオーナーさんに
乗り換えの時は譲って下さいねとお伝えした事があります。
洗車道場に展示してお越しの皆さんに現実を見てもらおうとの思いからです。
返事は一言でした。
墓場まで一緒に持って行くとのことでした (笑)
私 大原にとっては最高に嬉しい一言にとなりました。
|
|
~ 本日の仕上がり状態 ~
|
|
|
|
|
新車から手掛けて19年目ですから来年はチョイ前で言えば成人式ですね。
|
|