~ フロントガラス外面をピッチレスコート仕上げ ~
車のガラスにピッチレスコートを使うなんて珍しい参考例ですが万が一の時は活用下さい。
そうは言っても何が万が一なのか解りませんよね (笑)
では説明してゆきます。
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確かリヤバンパーだったと私 大原の記憶にはありますが
傷直しで塗装に出して愛車が戻って来た時にボディ全体がザラザラしてるという事で
本日の手入れになったわけです。
その原因は
他の車の塗装での塗料が飛び散ってセルシオに付着したわけです。
この状態の場合にはそれ以外の原因は考えられないですからね。
そして雨時にワイパーを使うとクッキリ見通せた透明度が低下したとの事で
ボディにもフロントガラス外面にもピッチレスコートを使った仕上げ方になったということです。
では仕上げて行きましょう。
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ピッチレスコート膜が見えている
真ん中部分から右側になる助手性側をまずは半分仕上げました。
とは言っても完全には一度で塗料の付着量を完全除去するには時間が無さすぎるからです。
このセルシオを外装 ・ 内装とすべて仕上げるのにいつも2時間くらい掛けて手掛けています。
よって時間内でフロントガラスという一作業が増える事で
先ずは見通しが良くなる仕上げを行いました。
この場合の良くなるとは
目に見える色付きの塗料ではなく透明なクリアーだったので完全に取り除かなくても
見通しにさほど影響が無いので大方を除去する仕上げということです。
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室内側から見ると左側のフロントガラスを手掛けています。
運転席側は水洗いをしただけの透明度ですが見通しに差し支えない状態なのが
判ってもらえると思いますが、何せワイパーを使った時に若干見通しが落ちるという事で
ピッチレスコートで付着した塗料を取り除く仕上げをしています。
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指先でフロントガラス外面を撫ぜると塗料が粒になって付着しているのが判りますが
室内側から見ると全くと言っていいほど判らない状態です。
指先で触ると外面はザラザラしていますが室内から見ると見当たらないというフロントガラスです (笑)
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= 塗料落としの仕上げ方 =
ピッチレスコートをスポンジで多めの量を塗り広げます。
少しでも付着している塗料をふやかせる為にです。
そしてピッチレスコートが付いた状態でスクレーパーなどの鋼用具で取り除きます。
スクレーパーはカー用品店やホームセンターで購入できます。
車屋さんがガラスのシールを剥がすのに使う道具です。
フロントガラスは滑らかな曲線になっているのでトップからボンネットに向かっては使用しませんよ。
運転席側から助手席方向に向けて使用する仕上げ方になります。
軽く刃をガラス面に当てて擦らずに優しく10センチくらいの距離間で撫ぜて行きます。
ガラスに刃傷が入らない為の仕上げ方になります。
一度では付着している塗料を完全には取り除けないので
この仕上げ方を数回繰り返します。
そして仕上げの最後は窓ガラスコートの量を少し多めに使った厚塗り仕上げをすると
ピッチレスコート膜を完全に除去できますよ。
この様な仕上げ方になりますが初仕上げの人は 「仕上げのアドバイス」 をご利用下さい。
安心して塗料落としが出来るアドバイスを行っています。
些細な事でも遠慮なくお問合せ下さいね。
その為のアドバイスですからテクニック向上になりますよ!
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この様にピッチレスコートが付いたままでスクレーパーをお使い下さい。
ピッチレスコートの保護膜が有れば擦り傷が入るようなことはありませんよ。
ただしゴシゴシ仕上げはダメですからお忘れなく願います。
数回仕上げを繰り返して塗料の粒々が残る場合は日を空けて再度仕上げを行って下さい。
ピッチレスコートと窓ガラスコート成分が
日を空けた分、塗料に浸透して取り除きやすくしてくれますから一度の仕上げに固着しないことです。
ボディに付着している場合も同じくピッチレスコート仕上げを重ねて行くことで
ザラザラ感が無くなってツルツルしたボディに変化して行きます。
一度で! ・・ と思わずゆっくりと疲れない仕上げ方でボディケアして行きましょう。
仕上げ時間が2時間くらいとは仕上げ慣れしてない人には驚きでしょうが
既にセルシオ全体が保護膜で出来上がっているので仕上げる事が出来るわけです。
仕上げ慣れすると誰でも愛車を2時間くらいで外装 ・ 内装ともに仕上げる事が出来ますよ。
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